SNSとともに育ったZ世代にとって、生活をシェアするのは日常の一部です。その感覚のまま社会に出れば、職場でも同じようにカメラを向けてしまうかもしれません。今回のような流出を防ぐためにも、家庭や職場の大人が改めて注意を促しておくとよいでしょう。
学生の間でも、アルバイト先で撮った不適切な動画が拡散する「バイトテロ」がたびたび問題になっています。教室やバイト先のバックヤードで撮影した映像が外部に出たらどうなるのか、あらかじめ話し合っておく必要があります。
利用者にまず伝えてほしいのは、仲間内のアプリであっても映像は外に出る可能性がある、ということです。悪気がなくても、友達が保存した映像を別の友達に見せ、そこからさらに広がることもあります。「このグループのメンバーなら大丈夫」ではなく、「誰かが外に出しても困らないか」を基準に撮影するようにしましょう。
また、映り込みにも注意が必要です。撮影後は、自分や仲間以外の人の顔が映っていないかを確認し、映っていればぼかしを入れるなどの加工をしましょう。setlogやBeRealは加工ができないため、撮り直すようにします。そして、他人のプライバシーに関わる場所では、そもそもカメラを向けないのが基本です。
setlogは、友達と日常を共有して楽しめる魅力的なアプリです。中学生の子供から「setlogを使いたい」とせがまれている保護者もいるでしょう。しかし、頭ごなしに禁止すれば、かえって隠れて使うようになるかもしれません。大切なのは、楽しさとリスクの両方を理解した上で使うことです。保護者自身が一度アプリに触れて仕組みを知っておけば、子供との会話もしやすくなるはずです。
仲間内のSNSが人気を集める一方で、その空間は私たちが思っているほど閉じてはいません。若者だけでなく、大人もネットリテラシーを高めていく必要があるでしょう。
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