Appleが10月23日に発売した折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」。閉じれば5.4型、開けば7.6型の大画面になる同社初のフォルダブル端末として注目を集めている。ただ、発売直後からSNSでは、アプリの表示が最適化されていないとの指摘も出ている。実際、日本で日常的に使われている主要アプリの多くは、まだDuoの大画面に対応しきれていない。36万4800円からと高価な端末だけに、もどかしさを感じるユーザーもいそうだ。
iPhone Duoのインナーディスプレイでは、アプリ開発に用いるソフトウェア開発キット(SDK)のバージョンによって、表示のされ方が3段階に分かれる。iOS 26以前のSDKでビルドされたアプリは従来のiPhoneと同じサイズで表示され、周囲に黒い余白ができる。
iOS 27のSDKでビルドされたアプリは表示領域こそ広がるものの、一部に余白が残る。画面いっぱいに表示されるのは、iOS 27.1以降のSDKでビルドされたアプリに限られる。
例えば「LINE」をインナーディスプレイで開くと、画面中央にiPhoneと同じ大きさのUIが表示され、周囲は黒い帯で囲まれてしまう。本体を横向きに持っても縦長の表示のまま中央に配置され、使われるのは画面の横幅の3分の1強にとどまる。
画面右下の拡大ボタンを押せば、画面の幅いっぱいまで表示を引き伸ばせる。ただし、これはあくまで拡大表示であり、文字やボタンが大きくなるだけで、一度に表示できる情報量は変わらない。2010年に初代iPadが登場した際、iPhone用アプリを2倍に拡大して表示していたのと同じ仕組みだ。
きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート
「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か?
実機に触れて「iPhone Duo」を買うと決めた理由 “コンテンツに没頭できる”創意工夫は試す価値あり
フォルダブル歴5年の筆者も驚いた「iPhone Duo」の完成度 ソフトウェアの力で再定義できるか
折りたたみ「iPhone Duo」を触って実感した“Appleらしさ” 現地からファーストインプレッションCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.