段階制になったahamoですが、他社と比べるとどうでしょうか。大手キャリアのサブブランド、オンライン専用プラン、主要なMVNOの30GB以上のプランと料金を比較してみました。まずは30〜40GB前後を比較します。
40GB台が選べるのはahamoとMVNOのIIJmioのみです。これまでは月30〜35GBが激戦区で、ahamoがその中心だったのですが、一歩抜け出した形です。今後、他社も追随して増量し、激戦区が月30GB台から40GB台に移っていくかもしれません。
とはいえ、月30GBや35GBでも足りるという人も多いでしょう。個人的なオススメはLINEMOです。月30GBに5分かけ放題が付いて月額2970円を維持しており、さらに海外でも7日間は追加料金なしでデータ使い放題になりました。通信品質も高く、月30GBで足りるならLINEMOがいいでしょう。
通話時間が少ないならpovo2.0もお得です。30GB/30日間のサブスクトッピングなら月額2780円、360GB/365日のトッピングなら1カ月あたり2200円で使えます。
月30GB以上使う人や、かけ放題が5分では足りない人は、UQ mobileのコミコミプランバリューもオススメです。月35GBに10分かけ放題が付いて、契約から1年間は3168円で使えます。
続いては50GB以上のプラン比較です。
50GB以上は選択肢が少ないものの、中でも日本通信と楽天モバイルの安さが圧倒的です。日本通信の合理的50GBプランは、月50GBに5分かけ放題(または70分の無料通話)がついて月額2178円と驚異的な安さです。それ以上使う場合は、データ無制限で月額3278円の楽天モバイルも安いです。
ただし、どちらも通信品質がネックです。MVNOである日本通信は昼に速度が低下しやすく、楽天モバイルは周波数が限られるために地下や建物内でつながりにくくなります。120GBまでで足りる場合、ahamoは有力な選択肢となるでしょう。
とはいえ、ahamo(ドコモ)も通信品質の問題を抱えています。ドコモはここ数年、継続して通信品質の改善に注力しているものの、都心部の人口密集地帯を中心にまだ解決しきれていないようです。SNSでもドコモの通信品質に対する不満はKDDIやソフトバンクに比べると多く見かけます。今回、165円の値上げで10GB増量されたと考えるとお得にも感じますが、「どれだけ増量されてもつながりにくいなら意味がない」といった声も聞こえます。
2021年のahamoのサービス開始や、2024年に料金据え置きで10GB増量したいわゆる「ahamoショック」など、ahamoは常に格安SIMの料金競争を引っ張る存在でした。しかし、「料金が少々高くても、通信品質で選んでもらえる」との判断から、今回の改定には追随してこないキャリアも出るかもしれません。個人的には、早く通信品質を改善し、再び格安SIMの競争を引っ張る立場になってほしいと願っています。
以上、12月から料金を改定するahamoの解説でした。料金は値上げですが同時にサービスの改善もあり、改定はそれほど悪くない印象です。ただし、30GB以上のプランは選択肢が多いため、付帯するサービスや通信品質も含め、自身に合ったサービスをしっかり選んでください。
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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