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祝30周年 リコー「GR」の軌跡をたどる 初代「GR1」から新機種「GR IVx」まで(4/4 ページ)

GR IVxの開発発表はなぜ今だったのか?

 そんな折、GR誕生30周年の直前となる8月27日に、リコーからGR IVxの開発発表があったのである。今のところ、レンズが新開発であることと、新機能の搭載も予定しているというだけで詳細は分からないが、標準レンズのGRを求めていた人には朗報だ。

2026年冬以降発売予定のGR IVxのモックアップ。「GR SPACE Tokyo」で展示されているものを撮影

 発売は「26年冬以降(予定)」なので、いささか開発発表が早い気はする。

 プレスリリースを見ると「現行製品の『RICOH GR IIIx/IIIx HDF/IIIx Urban Edition』につきましては、調達部品の終了に伴い、26年10月中の出荷分をもって製造完了となる見込みです」という一言が目に付く。

 昨今のGRシリーズは品薄で入手が難しく、リコー公式ストアでは抽選販売となっているほど。しかも7月には価格改定で値上がりしている。

 そんな状態で現行機種のGR IIIxが製造完了になってしまうということで、冬以降になるけれども、その後にGR IVxが予定されているよ、と公式に表明しておく必要があったのだろう。これがないと、GR IIIxが終了してしまった、GR IVxは発売されてない、もうこのラインはなくなるのか? と思われたらまずいということで公式に表明しておく必要があったのだろう。

 詳細は正式発表を待たねばならないが(現段階ではまだ開発発表にすぎないのだ)、SNSでは「GR IVxの登場はうれしいが、価格がどうなるのか」「発売されたからといって入手は可能なのか」という不安の声も散見される。昨今の情勢を見ると入手困難な状況はなかなか脱却できなさそうではあるが、無事に予定通り手が届きそうな価格で発売され、必要とする人にきちんと届けられるよう祈りたい。

 なにしろ、大人気のシリーズであり、APS-Cサイズセンサー搭載でありながら小型軽量で携帯性が高く、ふらふら持ち歩いていつでもスナップを撮れるという他にはないカメラなのだ。

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