米Hewlett-Packard(HP)は11月11日、ネットワーク機器メーカーの米3COMを買収することで合意に達したと発表した。同社の次世代データセンター戦略の強化が狙い。買収は1株当たり7.9ドルとして現金で行われ、総額は27億ドルになる。両社の取締役会が承認しており、2010年上半期に完了する見込みだ。
この買収により、HPは3COMの製品だけでなく、3COM傘下のIPネットワーク製品メーカーH3C、ネットワークセキュリティーのTippingPointも獲得することになる。
HPのエンタープライズサーバ&ネットワーキング部門のデビッド・ドナテリ執行副社長は「企業は1ベンダーが支配してきたネットワーキングパラダイムによる選択肢の制限から解放される方法を探している。3COMを買収することにより、われわれは“Converged Infrastructure Architecture”戦略を強化し、ネットワーキング業界に劇的な変化をもたらそうとしている。HPのProCurve製品に3COMのネットワークソリューション群を組み合わせることで、顧客にネットワークの入り口からデータセンターの中心まで網羅する次世代ネットワークインフラを提供できる」と語った。
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