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HP決算、PC・サーバが好調で2けた台の増収増益webOSをネットプリンタに搭載する計画

» 2010年05月19日 12時48分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は5月18日、第2四半期(2〜4月)決算を発表した。売上高は前年同期比13%増の308億4900万ドルで、純利益は同28%増の22億ドル(1株当たり91セント)だった。PCおよびサーバ事業の好調で利益が増加したとしている。売上高はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測298億ドルを上回り、売上高、純利益ともに第2四半期としては過去最高となった。

 売上高を部門別で見ると、旧EDS、ストレージ&サーバなどを含むエンタープライズ部門は前年同期比10%増の141億2500万ドルで、そのうちストレージ&サーバ部門が特に好調で31%増の45億4200万ドルだった。パーソナルシステム部門も21%増の99億5600万ドルと2けた台の成長となった。イメージング&プリンタ部門は8%増の63億9600万ドルだった。

 地域別では、北南米地域は前年同期比11%増の135億ドル、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域は11%増の118億ドル、アジア太平洋地域は19%増の55億ドルだった。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の売上高は25%伸び、売り上げ全体の10%を占めた。

 HPは第3四半期の売上高を297億〜300億ドル、1株当たり純利益を87〜89セントと見込んでいる。また通期の業績予測を以前の「1株利益3.79〜3.86ドル」から「1株利益3.76〜3.81ドル」に下方修正した。これらの予測には米Palm買収の関連費用が加味されている。

 また、マーク・ハードCEOは業績発表後の電話記者会見で、4月に買収を発表したPalmのモバイルOS「webOS」に関して「われわれはwebOSを、タブレットPCやインターネットに接続したプリンタを含むさまざまなフォームファクタで採用する計画だ。ネットプリンタにはOSが必要だ」と語った。

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