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配当金は月10万円超も 高配当・増配を意識して投資するはちどうさん個人投資家列伝(6)(7/8 ページ)

» 2019年02月19日 09時20分 公開
[斎藤健二ITmedia]

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 米国たばこ業界1位のたばこ企業、アルトリア。フィリップモリスがスピンオフし、米国内がアルトリア、米国外がフィリップモリスとなっている。50年近くも連続増配をしている「配当貴族」銘柄といわれる。配当利回りは実に5.8%と高水準だが、この1年余りは株価が暴落しており配当利回りは7%近くに達している。

 「アルトリア。配当利回りが高い。タバコ人口が下がっていくので、打ち止めかとも思うが、大麻ビジネスに参入するのに注目。依存性のあるものをメインにするビジネス」(はちどうさん)

ABBV:

 米国の製薬企業アッヴィ。2017年に世界で最も売れた薬、関節リウマチ治療薬の「ヒュミラ」のパテントを持つ。4.5%の配当利回りを持ち、連続増配が40年を超える配当貴族銘柄といわれている。売上高の半分以上をヒュミラが占めることがリスクだが、米国内特許は2023年まで。

 「シーゲルの赤本が好きで、アルトリア、フィリップモリスが1位、2位。その次がアッヴィ。関節リウマチ薬のヒュミラの特許を持っている」(はちどうさん)

JNJ:

 米国のヘルスケアセクター企業のジョンソン・エンド・ジョンソン。50年以上連続増配をしており、ダウ工業平均株価指数の構成銘柄でもある。コンシューマー、医薬品、医療機器のそれぞれのセグメントが一流。特に最も大きい売上高の医薬品セグメントでは、リウマチや乾癬といった抗自己免疫疾患薬、抗がん剤(オンコロジー領域)が伸びている。

 株価は年末に大きく下落したが、「配当利回りが3%を超えたときに買い増ししたい」(はちどうさん)。

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