先週のアクセス1位は、英通信キャリアによる、AIの冴えた使い方だ。詐欺電話に対して「そんなことより、うちの猫ちゃんはね」などと延々と応対し、詐欺師の時間を浪費させるという。
詐欺師によるAIの悪用は加速していると思われるが、その対策もAIで行えるというこのニュースに希望を感じた。
いきなり個人的な話になるが、私は11月、契約しているキャリア(ワイモバイル)の5G通信の月間データ容量(20GB)を7日で使い切ってしまった。外出先で子ども達がYouTubeを見まくったのが主な原因だ。
ワイモバイルは、使わなかった容量を翌月以降に繰り越しできるので、それを0.5GBずつ追加チャージして使っていたが、1日で0.5GB使い切ってしまうことが判明。さらに有料で追加すると「0.5GB=550円」もすると分かり、5G通信そのものを諦めた。
この5日間、「低速モード」(1Mbps)で使い続けているが、驚いたことに、ほとんど困らない。メールやX、Discordなどテキスト中心の通信はほぼ遅延がなく、Instagramなど画像SNSでも少し待てば表示される。動画サービスでアニメも見てみたが、読み込みに数十秒かかるのを我慢すれば何とか使えた。
とはいえ多少の遅延はあるので、SNSの画像がサッと表示できなかったりする。その結果、数分程度のスキマ時間でSNSを見ようと思うことが減り、実生活はかえって充実した。動画などを見たい時は、家に帰ってWi-Fiでじっくり見ればいいと割り切れるようになったのだ。
ワイモバイルの5G通信は、下り最大285Mbps、上り最大46Mbps。低速モードの40倍以上だが、筆者にはオーバースペックだったのかもしれない。“通信のスローライフ”、意外と悪くないのは発見だった。
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