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「1人1台の学習用端末」を掲げた文部科学省の「GIGAスクール構想」。令和元年の開始から5年以上の月日が流れ、当初 に導入されたPCのリプレースが迫っている。それに伴いICT環境の整備を含めた「NEXT GIGA」も盛んに叫ばれているの が現状だ。子どもたちの学びや、教職員を支えるICT環境をどう整えていくべきか──その理想像を探る。

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小寺信良のIT大作戦:

日本は、PCやタブレットを校外で毎日に触れる割合で最低水準だ。一方でスマートフォンの利用時間は、世界との差はない。スマートフォンはコンテンツを消費する道具で、PCはコンテンツを制作する道具だから、学校外でのPC利用率が低いのは問題だ、という趣旨は分かる。しかし、実態を見ると日本は「うまくやっている」ことが分かってきた。

(2024年10月17日)

「端末の内部から、大量の砂が出てきた」「USB端子に鉛筆の芯が突っ込まれ、ショートしていた」。想定外の故障が起きる児童・生徒用の端末。NECの対策は?

(2024年10月17日)

生徒1人にPC1台を掲げた「GIGAスクール構想」。国は小中学校には一律で端末を配備し、公立高校については、自治体に対し低所得世帯に貸し出す端末の購入やリースを補助するとした。しかし結局貸し出し端末は3分の1が余り、補助金換算で12億円分が使われていない──会計検査院がこんな調査結果を公表した。

(2024年10月16日)
Innovative Tech:

広島市立大学大学院情報科学研究科に所属する研究者らは、小学校で普及している端末のパスワード問題を取り上げ、代替案として学校向けのパスワードを用いない指紋ベースのFIDO認証適用の可能生と課題について調査した研究報告を発表した。

(2023年12月8日)
小寺信良のIT大作戦:

10月27日に朝日新聞が報じたところによれば、徳島県教育委員会が手配した約1万5000台のWindowsタブレットのうち、3500台以上が故障で使えなくなり、授業に支障が出ているという。なぜこのようなことが起こるのか、そして教育デバイスに求められる現実解を考える。

(2023年11月10日)
小寺信良のIT大作戦:

高校のGIGAスクール構想に基づいた個人端末の導入は、宮崎県では保護者負担で導入することが決まっている。子どもが持ち帰った入学準備資料には、合格者説明会の日に使用端末についての説明があるとされていた。端末の価格だけは決まっていて、5万8410円なのだそうである。

(2023年4月14日)