“多機能機”の顔を隠し持つ超高速スナップショットデジカメ――コニカミノルタカメラ DiMAGE G400(2/3 ページ)

» 2004年02月06日 14時55分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

実は隠れた多機能機で、カスタマイズの幅も広い

 G400の一つの顔は、超高速にサクサク気持ちよく撮れるスナップショット機。だが、ちょっとクセのあるインタフェースを使いこなすと、かなり細かいところまでコントロールできる“多機能機”というもう一つの顔が表れる。

 まずは十字キー。撮影モードには「オート撮影」、「シーンセレクト」、「ムービー/音声」、「マニュアル撮影」があるのだが、マニュアル撮影モード時には十字キーの上が露出補正オン/オフ、下がホワイトバランス切り替えのショートカットとして働く。これはなかなか便利だ。ちなみに、左はマクロモード、右はフラッシュモードに割り当てられている。

 モードの切り替えは、ディスプレイ右に縦に3個並んでいるボタンの一番上にある「MODE」を使う。これを押すと、十字キーでオート撮影、シーンセレクト、ムービー/音声、マニュアル撮影、およびセットアップが切り替えられる。

背面は、円形十字キーを中心に、T字型にボタンが並ぶ。左の2個は「再生」と「消去」。右はズーミング。下の3個でコントロールを行う。写真は「MODE」ボタンを押して撮影モードメニューを出したところ。5個のモードがあり、アイコン横のインジケータで現在のモードがすぐわかる

 各撮影モードで細かい設定を行う時は「MENU」ボタンを押す。すると横一列の細長いメニューが現れるので、十字キーの左右で項目を選択し、上下でパラメータを選ぶ。これが基本操作だ。「SET/DISP.」ボタンを押すとメニューモードから抜け出る。分かると簡単だが、慣れないうちはなかなか難しいかもしれない。

「MENU」ボタンを押すと、横一列のメニューが現れる。撮影モードによってメニューの位置が違うなど、けっこう凝った作りだ。左右キーで項目を選び、上下キーでパラメータを決定する仕組みだ

 マニュアル撮影モード時は、メニュー項目がどっと増える。その上、マニュアル撮影モードでは変更するパラメータを自由に選べるのだ。これは目立たないが、なかなかスゴイ機能である。

 「撮影モード」では、プログラムAEのみならず、絞り優先AE(絞りは2パターンだが)やマニュアル露出が選べる。「連写&ブラケット」は、通常の連写、秒2.5コマで3枚撮れる高速連写のほか、AEブラケットとAFブラケットを装備している。特にAFブラケットは、ピント位置が微妙で被写界深度が浅くなるマクロ撮影時に使うと便利だ。

 「カラー」では、スタンダードカラーや白黒、セピアのほかに、暖色系にシフトするW(ウォーム)カラー、寒色系にシフトするC(コールド)カラーが選べる。このほか、「露出補正」、「ホワイトバランス」、50〜400の「ISO感度」、0.8、1.2、2.5、無限遠の4カ所が選べる「固定フォーカス」が用意されている。

 さらに、フラッシュの発光量や彩度、コントラスト、シャープネス、オート時の最低シャッタースピードなどを設定できる「カスタム設定」といったメニューもある。全部で20あるこれらの項目からマニュアル撮影モード時にいじりたいものを選んでおけば、自分だけのメニューを作れるのだ。

マニュアル撮影モード時にカスタマイズする項目をこの画面で選ぶ。こうしてみると、実に多彩だ。ここでチェックした項目がマニュアル撮影モード時のメニューに現れる

 問題は、隠れた多機能さを持つが故に、操作が「一見さんお断り」的なややこしさをもってしまったこと。感覚的とはいいがたいのだ。

 だが、これらの操作やレンズカバー開閉時のクセに慣れてしまえば、普段は小型軽量高速のフルオートデジカメとして、また、いざという時は細かくカスタマイズ可能な小型多機能機として、幅広く使える。これはかなり楽しい。400万画素コンパクト機としての画質も十二分で、もっと派手な絵が欲しい人は、コントラストと彩度を高めに設定して使えばよい。

 ある程度カメラを知っている人(とりあえず被写体を中央に置いてAE/AFロックをするようなクセがついている人)が気軽に使える常時携帯スナップ機を求めているなら、これを手にしてみるべきだろう。気持ちよく楽しめるはずだ。

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