“Air”の名はだてじゃない 軽量な8K/360度カメラとして大きな魅力を放つ「Insta360 X4 Air」 X5と撮り比べて分かった性能差武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)

» 2025年12月25日 12時15分 公開
[武者良太ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 360度(全方位)カメラの分野で絶大な存在感を示すInsta360は、同カテゴリーのリーディングカンパニーと言っても過言ではないでしょう。同社は製品のスペックを追い求める一方で、「360度の映像を何に使うか」という部分においても活動を強化しています。

 そんな同社は、4月に発売したフラグシップモデル「Insta360 X5」に続き、製品名に「Air」と名付けた「Insta360 X4 Air」を10月に発売しました。

photo Insta360 X5(右)よりも、一回り小さなボディーとレンズを搭載したInsta360 X4 Air(左)

 フラグシップモデルの旧型「Insta360 X4」(2024年4月発売)と同じ“X4”とあることから、リパッケージモデルのようなイメージと思いきや、これは超軽量かつエントリー向けの8K/360度カメラとしての性格を持つ、新規開発モデルです。

 4万8300円(記事執筆時。定価は5万6800円)と価格が安いというのも大きな特徴となります。参考までにInsta360 X5は6万7800円(記事執筆時。定価は8万4800円)です。2〜3万円という大きな差があります。

 機能面や性能面でどのような違いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

X5からグレードダウンしつつも、8K/30fps録画に対応

 Insta360 Xシリーズは、画質向上のために世代が進む度に大きく、重くなってきました。大きなボディーでなければ大きなカメラセンサーを組み込めず、発熱が増えた分、熱処理に優れた内部設計が必要にもなるためです。

 しかし、Insta360 X4 Airは、Insta360 X5の弟分として登場しました。リーズナブルであり、アルバイトや仕事を頑張れば、誰でも買える価格帯であることを目的としたのでしょう。

photo 新しいInsta360 X4 Air

 ボディーサイズは約46(幅)×113.8(奥行き)×37(高さ)mmで、重さは約165gです。ちなみにInsta360 X5のサイズは約46(幅)×124.5(奥行き)×38.2(高さ)mm、重さ約200gでした。

photo Insta360 X4 Air(左)は、交換可能なレンズなど、Insta360 X5(右)の利点を受け継いでいる

 カメラセンサーや処理系を見ると、Insta360 X5が1/1.28型センサー×2基、プロ・イメージング・チップ×2基、5nm AIチップ×1基を搭載していたのに対し、X4 Airは1/1.8型センサー×2基、5nm AIチップ×1基と、グレードダウンしています。とはいっても、360度動画の最大解像度/フレームレートは8K/30fpsのままです。

photo 側面には上から電源ボタン、クイック(Q)ボタン、USB Type-Cポートカバーが並ぶ
photo もう片方の側面には、バッテリー/microSDスロットがある

 FlowState手ブレ補正や360度水平維持など、映像品質を高める後処理機能は同等です。風切り音のリダクション、ボイスエンハンサーなど、録音クオリティーを支えるアルゴリズムも同等のようです。

 ボディーサイズが小さくなったため、タッチスクリーンも小型化しています。そしてタッチスクリーン側のコントローラーはシャッターボタン1つのみとなりました。操作系を簡単にしているあたりからも、はじめて360度カメラを使うユーザーを悩ませたくないという思いが伝わってきます。

photo タッチスクリーンはInsta360 X4 Airの方が狭い

 防水については、水深15mの防水性能を備えています。さらに見えない潜水ケースで60mまで潜れます。また、水中撮影後の色味を調整するAquaVision 3.0にも対応しています。これらはInsta360 X5と同等であり、雪山や海辺で撮る時に安心につながります。

photo 防水パッキンが目立つUSB Type-Cポートカバー

 Insta360 X4 Airのバッテリー容量は2010mAhです。公称では8K/30fps、約88分の録画が可能です。オプションとして、2つのバッテリーを充電できる万能急速充電ケースも販売されます。microSDメモリーカードを収納できて、モバイルバッテリーとして使えるようにもなっており、長時間撮影したいときに便利そうですよね。

 なお、Insta360 X5のバッテリー容量は2400mAh。記録時間は8K/30fps、約93分です。

photo X5とX4 Airにバッテリーの互換性はない
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  6. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  7. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  8. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  9. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
  10. Steamで「サマーセール2026」開催中! 「BIOHAZARD requiem」など新作も値下げ (2026年06月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー