BD-ROM製造コスト、「DVD並みの低コスト化にめど」とBDF3社

» 2004年03月31日 21時14分 公開
[ITmedia]

 Blu-ray Disc Founder(BDF)の松下電器産業、ソニー、蘭Royal Philips Electronicsは3月29日、Blu-ray Disc(BD)のROM規格「BD-ROM Disc」の製造コストをDVD-ROMディスク並みかそれ以下に削減できるめどが立ったと発表した。

 1層ディスクの1枚当たりの量産コストは現在のDVDディスクのコストを上まわらない見込み。「コストダウンにより、さらに業界標準に近づいた」としている。

 これに対し、1月にBDFへの参加を表目下米Hewlett-Packardの担当者は「容量とコスト削減の両立が、BDに賛同した大きな理由。PCビジネスは数量とコストのさじ加減の勝負で、適正なコストは圧倒的に優れた商品を生み出す」とコメントしている。

 Blu-ray Discは、青紫色レーザーを採用し、1層ディスクで25Gバイト、2層ディスクで50Gバイトの記録が可能な次世代ディスク。次世代DVD技術は、従来のDVD規格との互換性を重視した「HD DVD」(AOD)と、Blu-ray Discが業界標準を争っている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー