2スピンドルの定番モバイルノートもDothanコア対応に――Endeavor NT331(2/2 ページ)

» 2004年06月08日 14時50分 公開
[平澤寿康,ITmedia]
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 キーボードだが、これも従来モデルと同じものが採用されている。このキーボードは、基本となるキーは19ミリと余裕のあるキーピッチが確保され、ストロークも深くタッチは悪くないのだが、右Enterキー付近のキーピッチがかなり狭くなっている点は気になる。

 さらに、数字キーの列が縦の幅が狭くなっている部分も、やや扱いづらく感じる。B5ファイルサイズという限られたスペースに扱いやすいキーボードを組み込むのは難しい部分であるが、次期モデルでは、この点の改良も期待したいところだ。

Endeavor NT331で採用されているキーボードとポインティングデバイス

超長時間バッテリーの利用で携帯性を損なわず約7.2時間のバッテリー駆動を実現

 Endeavor NT331は、12.1インチの液晶ディスプレイを搭載し、標準でCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブを内蔵するにも関わらず、1.54キロという軽量ボディを実現(軽量バッテリー搭載時)しているという特徴は、従来モデルから変わっていない。つまり、CPUが強化され、マシンパワーが向上しても、携帯性は全く損なわれていないわけだ。

 とはいえ、CPUパワーが上がれば、それだけバッテリー駆動時間も厳しくなる。そこでEndeavor NT331では、従来の長時間バッテリーに加えて、新たに超長時間バッテリーがオプションメニューに追加された。この超長時間バッテリーを利用すれば、最長で約7.2時間という、非常に長いバッテリー駆動を実現できる。

 しかも、この超長時間バッテリーを搭載した場合でも、本体重量は約1.82キロと2キロを大きく下回っており、携帯性も失われない。これなら、携帯性とバッテリー駆動時間を重視するユーザーでも十分満足できるだろう。

標準のブラックに加えて3種類のカラーリングを選択可能

 機能面とは関係ないが、Endeavor NT331では本体のカラーリングが選択可能となった。標準カラーは、マットブラックという漆黒のボディとなっているが、オプションとしてノーブルレッド、ギャラクシーブルー、トゥインクルパープルという3色の中から好きなカラーリングを選択可能となっている。

左からノーブルレッド、ギャラクシーブルー、トゥインクルパープル

 このオプションのカラーリングは、本体全面に施されるわけではない。液晶面およびキーボード面の、本体の内側のみに施されることになる。つまり、外装は標準職であるマットブラックのままとなるが、ブラックのみと比べてイメージは大きく変わる。標準色ではやや地味で個性に欠けると感じるのであれば、このオプションを利用してカラーバリエーションを楽しんでみるのもいいのではないだろうか。

 ちなみに、カラーバリエーションの変更には、通常5300円のオプション料金がかかるが、これが2625円になるキャンペーンが1000台限定で行われているので、もし近いうちに購入を考えているのであれば、この機会に試してみるとよいだろう。

 Endeavor NT331は、CPUの強化により基本スペックが向上しているが、携帯性などの従来からの特徴はそのまま受け継がれ、しかも価格も従来モデルから変わっていない。最小構成で12万9150円からと、コストパフォーマンスは非常に高い。スペックと携帯性を高いレベルで実現しつつ、価格面でも妥協したくないという欲張りなモバイルユーザーにとって、非常に魅力的なマシンと言ってよいだろう。

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