シンプルだが高いパフォーマンスを発揮できる1台――VALUESTAR G タイプC(2/3 ページ)

» 2004年06月11日 19時00分 公開
[土田一彰,ITmedia]

省スペース筐体に豊富なインターフェースを装備

 筐体については先ほども述べたとおり、従来通りの省スペース型縦長スリムタイプ。シルバーとブラックのツートンカラーによるストライプでお馴染みのデザインだ。省スペース筐体のため、内部はかなり密集した構造となっているが、背面ファンによる放熱とともに、サイドパネルには通気孔が大きく設けられ、冷却効果が高められている。

 インターフェースは、フロントカバー内に頻繁に利用する端子類を集約。IEEE1394(4ピン)、USB2.0×2、PCカードスロット(TypeII×2)、デュアルメモリスロットを装備し、周辺機器との接続やデータのやりとりもスムーズに行える。

 背面には、USB2.0×3、IEEE1394(4ピン)、光デジタルオーディオ(S/PDIF)出力端子、1000BASE-T対応の有線LAN、モデム、パラレルポート、サウンド入出力、マイク、DVI-D端子などを装備する。省スペースボディながら、PCI空きスロット2基も搭載している。

サイドパネルには、放熱効果を高める通気孔が設けられている
フロントには利用頻度の高いインターフェースを装備

高速書き込み対応のDVDドライブでオリジナルディスクを作成

 光学ドライブは、CD-R/RW with DVD-ROMのマルチプレードライブ、DVD-R/RWドライブ、DVDスーパーマルチドライブから選択して搭載できる。DVDスーパーマルチドライブは、DVD-R/+R 8倍速書き込みに対応し、ディスクにデータをフルに記録する場合でも約8分程度で作業を完了できる。

 さらに、標準ソフトウェアパックを選択した場合にバンドルされる、マルチメディアコンテンツ作成ソフト「SmartHobby」を利用すれば、DVDへのダイレクトキャプチャも可能。DVカメラからの映像をDVD-RAMまたはDVD+RWメディアへ直接書き込むことができる。

 映像のファイル変換には、NEC独自のソフトウェアMPEG2エンコーダ「NEXTREEM-2」が利用され、映像の取り込みとMPEG変換が同時に行われるため、ほぼ書き込み時間と同等のスピードを実現。いったんハードディスクに映像を取り込み、ファイル形式を変換してからDVDへ書き込む、といった通常の行程に比べると、手間も作業時間も大幅に省略できる。

 もちろん通常のオーサリング作業も可能。不要なシーンのカット編集、メニューやチャプタ、テロップや各種効果を挿入してオリジナルDVDを作成できる。こうした用途も考えている場合は、すべてのメディアに対応し、高速書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブを利用するのが便利だろう。

 なお、書き込み対応のDVDドライブを選択した場合は、ミニマムソフトウェアパックを選んでも、「Ulead DVD MovieWriter for NEC Ver.3」がバンドルされ、オーサリングが可能だ。DVD再生ソフトには、ドルビーバーチャルスピーカー、ドルビーヘッドフォンに対応する「InterVideo WinDVD 5 for NEC」がバンドルされ、迫力のサウンド再生を楽しめる。

SmartHobbyでは、トップ画面で目的を選択して画面の指示に従っていくだけで作業を完結できる
「Ulead DVD MovieWriter for NEC Ver.3」でもオーサリングが可能
DVD再生ソフトには「InterVideo WinDVD 5 for NEC」がバンドルされる

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