1万円で買える普通紙コピー・文書印刷専用機――レックスマーク「X2250」(2/2 ページ)

» 2004年07月06日 14時31分 公開
[リアクション,ITmedia]
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発色は良好だが印刷時間がネック

 続いて画質と速度を見ていこう。専用フォト用紙への写真印刷は、4色印刷とインクドロップ量が大きいこともあって、さすがにザラつきが目立つ。発色は良好だが、印刷はかなり遅い。フチなし印刷ができないことも含めて、X2250は写真を印刷するプリンタではないと思ったほうがよいだろう。

 普通紙コピーや文書印刷、Web印刷は、黒も引き締まって高品質だ。画質設定は「標準」で十分だろう。標準画質のカラーコピーは約2分弱、Web印刷(PCUPdateトップページ)は約2分30秒と、決して速くはないが我慢できないほどではない。

 スキャン画質は原稿によって評価が変わるのだが、全体的にはコントラストが高めで彩度が低めになるようだ。中間調はアンダー気味になりやすい。トーンカーブでいうと、中間調がやや下がったS字カーブを描く。よって、最初からコントラストが高い原稿は苦手だ(黒つぶれと白とびが大きくなる)。

 1万円で買える複合機に、あまり多くを求めるのは酷というものだ。単独コピーの割り切った機能についても、一般的なコピー用途はA4が圧倒的に多いため、それほど困らないという見方もできる(もちろん困る人もいるとは思う)。普通紙コピー機、文書やWeb印刷の専用機と考えれば、コストパフォーマンスは上々だ。上位モデルのX5270よりも、ある意味購入しやすいのではないだろうか。

印刷サンプル

・L判写真(純正フォト用紙/最高品質)

粒状感が大きく、写真印刷はちょっと厳しい。用紙の上部と下部で、印刷の「かすれ」がまれに発生する。色調は適正で、コントラスト、明度、彩度のバランスはよい

・Webページ(普通紙/PCUPdateトップ/標準品質)

黒に締まりがあり、カラー画像の再現性も良好。地図印刷などには最低でも「標準品質」が欲しいところ。普通紙とブラックに強いのはレックスマークの伝統でもある

・Webページ(普通紙/PCUPdateトップ/下書き品質)

最速の「下書き」モードでは、カラー、ブラックとも印刷が薄くなる。記事やニュース、情報の確認なら下書きモードでも十分だ

スキャンサンプル

コントラストが高いため、黒つぶれと白とびが起こりやすい。シャドウ寄りの階調が苦手なようだ。もう少し明度が高いか、中間調が明るいとよかったのだが(オリジナル画像はこちら

グラフ

・スキャン時間

スキャン時間のグラフ。プレビューは画像が表示されて、CISがリターンするまでの時間。プレビューが遅いのは残念だが、300dpi以下のスキャンはなかなか高速だ

・印刷時間

印刷時間のグラフ。L判は純正フォト用紙、はがきはインクジェット官製はがき、A4は普通紙を使った。L判とはがきはフチなしではない。印刷データにカラー部分が多いほど、印刷時間が長くなる。テキストや罫線だけのモノクロ文書なら、A4の1ページが約15秒くらいだ。速度面から見ても、写真印刷には不向きなことが分かるだろう

・コピー時間

コピー時間のグラフ。原稿は「レックスマークインクジェットプリンタ総合カタログ Q4/2003」の7ページ目(A4)。カラーとモノクロとも、標準と高品質で大きな時間差がある。画質差はそれほどでもないので、通常は標準で十分だが、コピー時間そのものは遅い
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