きょうはRADEON X800 Pro搭載「GV-R80P256D」で「ちょい安」ハイエンドGPUのお買い得度を考えた(2/2 ページ)

» 2004年07月07日 16時52分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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3DMark03 Fill Rate(Multi)

3DMark03 VertexShader

3DMark03 PixelShader2.0

3DMark03 RagTroll

 3DMark03 Scoreの傾向を見る限り、RADEON X800 Proは「ノーマルのGeForce 6800より早く、GeForce 6800 GTより遅い」という関係が成立する。しかし、この関係がはっきりと分かるのはScoreの値だけで、例えばScoreの値に影響するGTテストの結果を個別に見ていくと、GT1〜3はノーマルのGeForce 6800も下回る一方で、GT4はアーキテクチャ的に優っているはずのGeForce 6800 GTを上回る結果を残している。

 FillrateやShader関連テストの結果も、単純に「GeForce 6800」<「RADEON X800 Pro」<「GeForce 6800 Ultra」という関係に当てはまるわけではない。もともと、Fill Rate(Single)とRagTrollはNVIDIA系GPUが有利、Fill Rate(Multi)とVertexShaderはATI有利と、それぞれに得意不得意があった(これ以外にも負荷状態によっても有利不利の傾向がみられる)。

 今回のテストを見ていくと、これまでATI系が不利だったテストでもノーマルGeForce 6800に匹敵するパフォーマンスを発揮し、もともと得意としていたテストではGeForce 6800 GTさえも頭一つリードする結果を示すなど、全般的に競合するGPUの比較で見られた傾向が、RADEON X800 Proが有利になるようにシフトしているのが、今回のベンチマークテストで確認されている。

AquaMark3

FINALFANTASY XI for Windows 公式ベンチマーク2

TOMBRAIDER the angel of darkness

 Aquamark3ではそれほど顕著にRADEON X800 Proが有利になる結果は示されていない。もともと軽負荷時でGeForce 6800が有利になるこのベンチマークだが、今回も最も軽負荷状態の「1024×768ドット」「各種フィルタ無効」の状態でGeForce 6800を下回る結果になっている。ただし、そのほかの状態ではGeForce 6800の結果を大幅に上回り、最も重負荷の「1600×1200ドット」「アンチエイリアス4サンプル」「異方性フィルタリング8サンプル」の状態ではGeForce 6800 GTを上回るパフォーマンスを発揮している。

 さらに、ATI系GPUが有利だったTOMBRAIDER AoDでは、GeForce 6800やGeForce 6800 GTを完全に引き離しただけでなく、GeForce 6800 Ultraに匹敵する値を叩き出している。

 このように特定のゲームや重負荷状態のテストでアーキテクチャ的に優れているはずのGeForce 6800 GTに匹敵するパフォーマンスを発揮したRADEON X800 Pro。パイプラインを減らすなどのスペックダウンを、動作クロックでカバーしてライバルを圧倒したかに見える。

 しかし、「ちょい安」クラスで肝心のコストパフォーマンスはどうだろうか。RADEON X800 Pro搭載カードの実売価格を調べてみると、4万円台後半に突入しているGeForce 6800搭載カードを大きく上回る5万円台後半、5万6000円から5万8000円というのが「最多価格帯」となっている。これは、GeForce 6800 GTの最多価格帯である5万9000円から6万円とさほど変わるものではない。絶対的予算額が優先されるユーザーなら、やはりノーマルのGeForce 6800が最も魅力的な選択肢となるのは変わらないようだ。

 さらに、NVIDIAが主張するように今年後半からShader 3.0に対応したゲームタイトルが多数登場するとしたら、ビジュアルエフェクトのクオリティを重視するゲームユーザーにとって、2〜3000円程度の価格差はそれほど障壁とならないはずだ。

 アンチアイリアスや異方性フィルタリングを有効にした状態で快適なゲーム環境を構築したいけど、7万8万のグラフィックスカードは手が出ない、というゲームユーザーにとって、RADEON X800 Proを搭載したGV-R80P256Dは有力な選択肢と考えていい。ただし、「Shader 3.0対応」がもたらすメリットを現時点では「未知数」として考えた場合、という条件がつくことを、意識しておく必要はあるだろう。

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