FinePixの新シリーズとなる「Eシリーズ」として発表されたのは2機種。FinePix E510は、FinePix F450と同じ1/2.5インチ正方画素CCDを採用したモデル。28ミリから91ミリ相当までの幅広い撮影領域をカバーするモデルだ。
別売でワイドコンバージョンレンズも用意されており、これを利用すると35ミリフィルム換算で21.3ミリまでの広角撮影が可能となる。このほか、約2.6センチまで寄って撮影できるスーパーマクロモードを備えるため、幅広いシーンで活用できる。
FinePix E550は、FinePix E510と同じような筐体だが、レンズ周りとCCDが異なる。こちらはFinePix F810と同じ1/1.7インチスーパーCCDハニカムIV HRを採用しており、有効画素数は630万画素。新開発の画像処理システムを採用しているので、解像度を落とさずにノイズを極限まで低減しているとのこと。
レンズには光学式4倍ズームレンズを備え、別売のテレコンバージョンレンズを利用することで、35ミリフィルム換算で252ミリまでの望遠に対応する。
FinePix E510/E550ともに、背面には2.0インチの低温ポリシリコンTFTカラー液晶を採用。モードダイヤルを装備しているので、シャッタースピードや絞りなどを自由に設定できるマニュアル撮影や、音声付き動画撮影、シーンポジションなどが素早く選べるようになっている。
発売は9月上旬から。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、FinePix E550が5万500円、FinePix E510が4万5000円。おもなスペックは以下の通り。
製品名 | FinePix E510 | FinePix E550 |
有効画素数 | 520万画素 | 630万画素 |
撮像素子 | 1/2.5インチ正方画素CCD原色フィルター。総画素数536万画素 | 1/1.7インチスーパーCCDハニカムIV HR原色フィルター。総画素数663万画素 |
記録メディア | xD-ピクチャーカード | |
記録方式 | 静止画:DCF準拠 圧縮:Exif Ver2.2、JPEG準拠/DPOF対応、動画:DCF準拠(AVI方式、MotionJPEG)、音声:WAVE形式、モノラル | |
最大記録画素数 | 2592×1944ピクセル | 4048×3040ピクセル |
光学ズーム | 3.2倍 | 4倍 |
焦点距離 | f=4.7〜15.1ミリ(35ミリフィルム換算28〜91ミリ相当) | f=7.2〜28.8ミリ(35ミリフィルム換算32.5〜130ミリ相当) |
絞り | F2.9〜F8.0(9段) 1/3EVステップ | F2.8〜F8(10段) |
撮影可能範囲 | 標準:約60センチ〜∞、マクロ:約6.7センチ〜80センチ(光学ズーム約1.4倍まで)、スーパーマクロ:約26〜16センチ(広角端のみ) | 標準:約60センチ〜∞、マクロ:約7.5センチ〜80センチ(広角端のみ) |
撮影感度 | AUTO/ISO80/100/200/400 | AUTO/ISO80/100/200/400/800 |
露出制御 | プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE/マニュアル露出 | |
シーンポジション | 人物、風景、スポーツ、夜景 | |
シャッタースピード | 2〜1/2000秒 | 3〜1/2000秒 |
連写 | なし | 連写:最短約0.3秒間隔で、連続4コマまで、サイクル連写:最短約0.3秒間隔で、シャッターを離した直前の4コマまで、MEGA連写:最短0.6秒間隔で連続40コマまで |
ホワイトバランス | オート、プリセット(カスタム/晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球) | |
液晶モニタ | 2.0インチ低温ポリシリコンTFTカラー液晶。約15.4万画素 | |
動画 | 320×240ピクセル時:連続最長約60秒/160×120ピクセル時:連続最長約180秒、10fps、音声付き(モノラル) | |
電源 | 単3形アルカリ乾電池2本(付属)/単3形ニッケル水素電池2本(別売) | |
電池寿命 | 単3形アルカリ乾電池:約100枚、単3形ニッケル水素電池:約290枚(CIPA規格による) | |
サイズ | 101.0(幅)×60.5(高さ)×32.6(奥行き)ミリ(突起部含まず) | 105.0(幅)×63.0(高さ)×34.4(奥行き)ミリ(突起部含まず) |
重量 | 約176グラム(電池、xD-ピクチャーカード含まず) | 約200グラム(電池、xD-ピクチャーカード含まず) |
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