最近発売される光学式マウスは解像度800dpiの光学センサーを持つものがほとんどだが、800dpiであっても単色、特に白い机上ではうまく動作せず、マウスパッドを用いているユーザーも多いことだろう。筆者もその一人だった。
うまく動作しない理由は、センサー解像度だけではなく、センサーから得られた情報の処理速度性能などにもよるという。では、実際に手持ちの光学式マウスでいくつか試してみた。
単純なテストだが、製品によってかなり違う操作性が体感できた。
もちろんマウスパッドを使えばどれも問題なく動作するが、ノートPCユーザーの場合は、時には会議室、喫茶店、営業先など普段と違う環境下にて使用することもある。同じ800dpiだとしてもより高性能な光学センサーを搭載する製品の方が、真っ白な机上でも、はたまたガラステーブル上でも、幅広い場所で利用可能ということになるだろう。
CLK-C71は、ガラステーブル上はさすがに厳しいが、適当なテーブルであればほぼ問題なく操作可能であった。
CLK-C71では、レシーバーが限りなくコンパクトになった。本体サイズは50(長さ)×19(幅)ミリと、よくあるUSBメモリほどのサイズだ。
操作可能範囲は約1メートルとなっている。ノートPCユーザーであればそのままUSBポートに接続するだけ。ちなみに工場出荷時点で、双方は認証作業が完了されており、初回導入時のデバイス認証作業も必要がないのも気が利いている。
なお、少し離れた場所に本体を設置するデスクトップPCユーザー用に、1.5メートルUSB延長ケーブル付きのレシーバーを立てて設置できる「デスクトップスタンド」も付属する。
ロジクールのマウスラインアップは、より高性能な光学センサーを搭載、最大10メートルの範囲で操作可能なBluetoothモデルもあるMXシリーズをハイエンドに、CLK-C71含むCordless Click!シリーズをミドルレンジモデルとして設定している。
前述の通り、ハイエンドなMXシリーズの光学センサーは、ガラステーブル上でもそこそこ操作可能なほど高性能だが、CLK-C71には3次元ホイールの快適さに加えて、ワイヤレス+光学式+多機能ボタン搭載にも関わらず、実売価格4000円台で購入できる安価さが特徴だ。
特にメーカーPC付属の単なるスクロールマウスを使っているユーザーであれば、「あ、これは便利だ」と確実に感じられる多機能マウスCLK-C71を一度使ってみてはいかがだろうか。
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