フルモデルチェンジした元祖フラットズーム――DiMAGE X50(2/3 ページ)

» 2004年08月05日 08時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

フルオートシーンセレクターを搭載

 撮影モードは上部にあるモード切替スイッチで決める。静止画、シーン、動画/音声録画の3つが用意されている。

 撮影機能はシンプルで、いじれるのはホワイトバランス、撮像感度、測光モード、露出補正くらいだ。

 ホワイトバランスは色温度が低い室内までは追従しないので、白熱灯下で白いものを白く撮りたいときは自分でセットする必要がある。

上面にはシャッターとモード切替スイッチがある。シャッターボタンは横幅が広くて押しやすい位置にある
メニューは他のDiMAGEシリーズと同様、タブで3ページに分けられていて、ページ内でスクロールしないようになっている

 注目すべきはシーンモード。シーンモードにするとデフォルトでフルオートシーンセレクターが働き、カメラを向けてシャッターを半押しにすると様々な情報から自動的にオート/人物/風景/スポーツ/夕景から適したものが選ばれる仕組みだ。

 風景モード時は自動的にシャープネスが強くなったり、青空がより強調されるなど絵作りにも変化が見られるので、うまくヒットするとよりよい結果が得られる。

 フルオートシーンセレクター時は4つならんだシーンアイコンからひとつだけが残るのだが、それがおかしいと思ったら、左右のキーで任意のシーンを手動で選ぶことも可能だ。手動で選ぶときは、夜景、テキスト、スーパーマクロも選択肢に入ってくる。

 スーパーマクロモードがシーンモードの中にあるのは覚えておく必要がある。

シーンモードではフルオートシーンセレクターが働き、4つのアイコンが表示される。半押しにするとこのどれかが選ばれる(どれも選ばれないときは単なるフルオートモード)

 動画は320×240ピクセルだが、秒30コマで無制限を実現。メモリーカードがいっぱいになるまで連続録画が可能だ。

 再生は背面の再生ボタンで行う。電源がオフのときは再生ボタンを長押しすると再生モードで起動するので、その点でも安心だ。

液晶モニタも2インチと大型化を実現

 ボディのデザイン変更に従い、液晶モニタも2インチと大型化した。大きな液晶モニタは今のトレンドであるが、2インチあれば十分。これはなかなかありがたい進化だ。

背面には新たに再生ボタンを装備。2インチと大きくなった液晶は再生にも非常に便利で見やすい。基本操作は中央に実行ボタンがある十字キーで行う。使い勝手はなかなかよい
この薄さは相変わらず。右サイド情報の小さな窓をあけると外部接続端子が現れる。レンズが飛び出ないので撮影時もこの薄さが保たれる

 バッテリーもボディのフルモデルチェンジに従って、板型からかまぼこ型のリチウムイオン充電池に変更された。容量は660mAhとさほど多くないが、CIPA準拠のテストで約150コマの撮影が可能。あまり多くはないが、超薄型軽量コンパクトというジャンルであれば標準的なところだ。

 だが本体内充電ができないのはやや不便だ。付属のバッテリチャージャーを使う必要があるのだ。こういう常時携帯系のデジカメは、電池出し入れの煩雑さや充電し忘れを防ぐためにも、クレードルを使った本体内充電が出来てしかるべきだろう。

 ボディのサイズは奥行きが23.5ミリと2センチは越えているものの、本体重量が約125グラムと相変わらず薄型軽量を維持している。

かまぼこ型のリチウムイオン充電池と充電器とバッテリースロット。本体のスロットからバッテリーを取り出し、充電器にセットする
記録メディアはSDメモリーカードで、底面の小さなスロットから出し入れする

 DiMAGE X50は、DiMAGE Xシリーズらしい薄型軽量高速起動シームレスズームに加えて大型モニタも搭載するなど、いつも持ち歩いて撮りたいときに撮りたいものを無造作に撮るお気軽デジカメとしては非常に便利だ。画質もスナップ用としては悪くない。

 ただ、今までのモデルが中性的なやわらかい印象のデザインだったのに対し、DiMAGE X50はやや男性的な堅いデザインになったように感じる。それはやや残念に思う。

 もっとも今までのモデルほど個性的ではなくなった分、カメラらしくはなったので、より多くの人にアピールできるかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月22日 更新
  1. 25万以上が訪れるも異例の幕切れとなったTGS2026 MSIのゴッホコラボPCから手軽な配信アプリまで、会場で見つけた注目製品をレポート (2026年09月21日)
  2. 液晶ポリマー採用のSudokoo製ファンやSANDISK新SSD「Optimus」がアキバに上陸! ゲーミングデバイス「AIM1」など新顔多数の秋連休アキバ (2026年09月21日)
  3. Gemini搭載PC「Googlebook」ついに予約開始へ/Anthropic CEOのAI開発減速提言 (2026年09月20日)
  4. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  5. NAND高騰時代を乗り切る「失敗しないSSD選び」とは? TGS2026でキオクシアなどストレージメーカー5社の戦略を追う (2026年09月20日)
  6. PCのストレージ不足解消と高速化に役立つ「キオクシア 2TB 内蔵SSD SSD-CK2.0N4B/R」がセールで10%オフの5万8480円に (2026年09月20日)
  7. 通勤とジム通いを両立できるバックパック「マムート セオン トランスポーター 25」がセールで40%オフの1万4413円に (2026年09月20日)
  8. モバイルCPU採用のデスクトップPCからデュアル水冷G TUNEまで――過去最大級ブースで魅せたマウスコンピューターの「本気(マジ)」を軣社長に聞く (2026年09月20日)
  9. アイリスオーヤマ、ワイヤレス充電にも対応したエントリー15.6型Androidタブレット (2026年09月18日)
  10. 令和の世に“新作”と共によみがえった「NEOGEO AES+」の実機に触れる ASICを再設計して高い互換性を実現 (2026年09月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー