きょうはIntel 915Gを搭載したmicroATXマザー「i915Gm-I」で愁眉を開いた：マザーボード（2/2 ページ）
Intel 915P搭載にIntel 865PE搭載と、新鋭、現役のミドルレンジマザーと比較してみたが、ほとんどのベンチマークテストでほぼ横並びの結果を示している。従来タイプのIntel 865PEマザーと比較してもとくに突出したパフォーマンスを示す傾向は見られなかった。これは、Intel 915Pマザーにしても同じである。
強いて、パフォーマンス優劣の傾向を探すとすれば、WinbenchのDisk WinMarkやPCMark04のWMV VideoCompression、SandraのCPU Multi Benchmarkテストにおいてはi915Gm-Iの結果がほかを上回り、逆にSandraのメモリ系テストにおいては結果が思わしくないという点に着目できるかもしれない。
この傾向から、FSB周りやサウスブリッジ周りのパフォーマンスは標準、もしくは標準を上回るパフォーマンスを見せるが、メモリバス周りにはまだチューニングされるべき部分が残されていると、考えることもできる。
とはいえ、その違いはほんのわずかである。i915Gm-Iは、わずかなパフォーマンスで選択を悩むよりは、SilentTekなどの静音系ユーティリティなどの機能面に注目したいマザーボートだ。microATXということは、省スペースPCに組み込み、リビングあたりでコンテンツの再生に録画にゲームにと、マルチパーパスで使ってみたいユーザーも多いだろう。
そのようなとき、i915Gm-IがサポートするLGA775対応CPUの威力やIntel GMA 900のパフォーマンスが、きっとモノをいうに違いない。
クロック設定系のメニューは、FSBが100〜400MHzまで1MHz単位で設定できる細かいものが用意されているほかに、PCIバスクロック、メモリバス、ノースブリッジ駆動電圧がそれぞれ独立して設定できるようになっている
メモリ動作クロックの設定は333MHz、400MHz、533MHzと大胆な3段階設定となっているCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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