今週5日より開催されているCEATEC JAPAN 2004、ホール1〜4で展示される「デジタル・ネットワークステージ」の方が派手めで、どちらかというと一般向けなブース群となっている。
というわけで、あまのじゃくな筆者はそれとは反対に、8ホール「電子部品・デバイス&装置ゾーン」から見てみることにしたのである。こちらは最新製品というより、それらを支える技術や部品に関するメーカーが並ぶ、ちょっとシブめなブース群だ。
そんなあまのじゃくっぷりが功を奏し、「ものづくりイノベーションPLAZA・電子工作教室」なる工作教室が開催されるという告知を見つけた。ITmediaで工作といえばワタクシ小林。これは参加しないわけにはいかないでしょう。
「えーと、これはどんなことをやるんですか?」
「電子工作として“ボイスレコーダー”を作ってもらうものです」
「費用は?」
「かかりません」(!)
「定員は?」
「各回20名です。開始15分前頃から並んでいただきます」
「絶対参加しますっ!」
午後2時半から開始されるこの工作教室、開始5分前には予定人数に到達するほどで、「タダなら」という人もいたかどうかはさておき、かなりの人気ぶりだった。
さて席につくと、一通りの材料が並んでいる。今回工作したのは「高機能ボイスレコーダ PU-2306(CEATEC 2004 Special Edition)」なるもので、一部の部品があらかじめ取り付けられている半完成版キットだ(本来は完成品として3150円で販売されている)。
この工作教室の協賛はイーケイジャパン。ちなみに「エレキットの会社」というと「あーあれね」という人がいるかもしれない。
基板にハンダ付けする部品は29点。このぐらいの工作は朝飯前と思ったのだが、抵抗を一つ、床に落っことしてなくしてしまった(もう一つもらえたので大丈夫だったが)。しょうがないじゃん、こーんなちっこいんだしさ、この部品。
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この「ボイスレコーダー」工作教室は、1日2回、1回あたりの定員20名で8日まで開催される。そして最終日の9日土曜日は子ども・家族連れ向けに、1日4回、定員40名と拡大され、もう少し簡単なものを工作する教室となるようだ。今後が楽しみな電子工作好きのお子様はもちろん、いつまでも子どものピュアな心を忘れないオトーサンも子ども誘って、CEATEC JAPAN 2004で工作してみないか?
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