では、実際の適当なPCやその他機器を接続し、バックアップ電源駆動が可能な時間はどのくらいなのかをチェックしてみよう。
ES 725のバックアップコンセントに、350ワット電源+Intel 845GE+Pentium 4/2.40B GHz搭載という構成のPCと15インチCRT(最大消費電力75ワット)を接続した。
テストPCの仕様 | |
CPU | Pentium 4/2.40B GHz |
メモリ | PC2100 512Mバイト |
HDD | 200Gバイト(120Gバイト+80Gバイト) |
マザーボード | AOpen MX4GER(Intel 845GE搭載) |
グラフィックス | オンボード |
電源 | 定格350ワット |
ケース | ミドルタワー |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
ディスプレイ | 15インチCRT |
とくに何も操作をしていないアイドリング中にPowerChuteでチェックすると、残り26分と表示された。ということは、このシステムは、アイドリング時にだいたい100〜120ワットを常時消費していることになる。
さて、停電といえば雷なのだが、台風の上陸が多い今年は台風被害による停電が起こった地区もある。また災害による停電以外に「電気製品使いすぎによるブレーカー落ち」にも対処できる。いや実は、コンシューマユーザーにとってこれを防げることが一番のメリットだったりもするのではないだろうか。冬は暖房器具によりブレーカー落ち率も高くなるだろうから、なおさらだ。
というわけで、「ブレーカー落ち」で苦い経験をしたことのある人はもちろん、家庭内サーバやTV録画用PCなど、常時起動する形でPCを使用するユーザーには保険という意味も含めて、冬が来る前に導入してみてはいかがだろうか。
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