雷、台風? いや実は“ブレーカー落ち”対策にも――コンシューマ向けUPS「ES 725」を試す週末アキバPick UP!レビュー(2/2 ページ)

» 2004年10月14日 23時11分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
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雷などによる停電対策……いや実はもっと身近シチュエーションが

 では、実際の適当なPCやその他機器を接続し、バックアップ電源駆動が可能な時間はどのくらいなのかをチェックしてみよう。

 ES 725のバックアップコンセントに、350ワット電源+Intel 845GE+Pentium 4/2.40B GHz搭載という構成のPCと15インチCRT(最大消費電力75ワット)を接続した。

テストPCの仕様
CPUPentium 4/2.40B GHz
メモリPC2100 512Mバイト
HDD200Gバイト(120Gバイト+80Gバイト)
マザーボードAOpen MX4GER(Intel 845GE搭載)
グラフィックスオンボード
電源定格350ワット
ケースミドルタワー
OSWindows XP Home Edition SP2
ディスプレイ15インチCRT

 とくに何も操作をしていないアイドリング中にPowerChuteでチェックすると、残り26分と表示された。ということは、このシステムは、アイドリング時にだいたい100〜120ワットを常時消費していることになる。

photo 上記の構成では、フル充電時で26分駆動可能と表示された。ちなみに、テストではあえて消費電力の多いCRTを使ってみたが、17インチ液晶ディスプレイ接続時では、36分とかなり増えた
photo バックアップ電源駆動時はステータスが「バッテリ」アイコンに変わり、バッテリー容量があとどのくらいあるかを表示する

 さて、停電といえば雷なのだが、台風の上陸が多い今年は台風被害による停電が起こった地区もある。また災害による停電以外に「電気製品使いすぎによるブレーカー落ち」にも対処できる。いや実は、コンシューマユーザーにとってこれを防げることが一番のメリットだったりもするのではないだろうか。冬は暖房器具によりブレーカー落ち率も高くなるだろうから、なおさらだ。

 というわけで、「ブレーカー落ち」で苦い経験をしたことのある人はもちろん、家庭内サーバやTV録画用PCなど、常時起動する形でPCを使用するユーザーには保険という意味も含めて、冬が来る前に導入してみてはいかがだろうか。

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