デジタルホームを標榜するインテルのブースに、CPUやチップセット、LGA775&PCI Expressを実装したマザーボードの姿はみられない。その代わりに、最新のインテルプラットフォームを採用したメーカー製PC一つ一つにリビングのセットを用意して、ホームユースにおけるPCのイメージをアピールしていた。
これがインテルの夢見る「インテルプラットフォームがある暮らし」の風景。インテルのブースでは、国内大手メーカー製PC一台一台にこのようなリビングセットが用意されている
マイクロソフトのブースでは、本日発表されたばかりの「Windows Media Player 10」や、先日発表された「Windows XP Media Center Edition」などに注目が集まっていた。
意外と人が集まっていたのがService Pack 2の紹介ブース。セキュリティ機能をメインに構成された説明は立ち見が出るほどの盛況ぶりだった
本日発表のWindows Media Player 10のブースでは、大手プロバイダが提供するミュージックダウンロードサービスもあわせて紹介されていた
A&VのためのMedia Center Edition、ということでやっぱりあったリビングセット。今年のWPCは「インテリアの見本市」と思うぐらいこのようなセットが各ブースの用意されていた
ところが、マイクロソフトのブースに一見そぐわない変わった展示物が。よくよく見ると他誌で変わった改造モノを手がけている高橋敏也氏による改造PCが展示されているではないか。しかし、マイクロソフトのブースで濃厚な自作テイストに出くわすとは……
さらに進むと、俗に言う「ショップ系」ベンダーによるキューブ型PC大集合のコーナーがある。OEM向けのMedia Center Edition 2005をアピールするために企画されたわけだが、しっかし、マイクロソフトのブースでアキバの香りに出くわすとは……
hpのPC、と聞くとチョット前までは「コンシューマーには冷たいよね」というオーラがビシバシ出ていたのだが、ここ最近になって、ちょっと、いや思いっきり雰囲気が変わってきている。
現在、エルザとシャープのコラボレーションでデスクトップPCのラインアップを用意しているが、11月に発売予定のゲーマー向けリネージュIIPCや、先日発表になったビデオキャプチャー対応PCなど、コンシューマーに思いっきり近寄ってきたhpのデスクトップPCが展示されている。
エルザのキャプチャーカードを搭載した「カスタムメイドTVモデル」 日本PCのコンシューマーPCビジネスは、ある程度経験のあるユーザーをターゲットにしていくとのこと。メーカー製PCがその性格を変えるとき、その影に「熱い人」が存在するのだが…… そのあたりの事情は別な機会に紹介したい
WPCのPC展示内容は、最新のテクノロジーを紹介するよりも、生活の場でPCを使うことで享受できるメリットの分かりやすいイメージ作りがメインになっている。各ブースで見られた「本格的なリビングセット」がそれを物語っているといえるだろう。
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