ビートルズ特別版は花柄iPod?――iPodイベントのまとめ(2/2 ページ)

» 2004年10月29日 18時48分 公開
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 ジョブズ氏はiPod Photoは26日から入手できると言ったが、これは26日から予約可能の間違いのようだ。私が調べたApple Storeには1台も在庫がなく、11月の第2週までは入荷しないということだった。同様に、オンラインのApple Storeに発注しても、iPod Photoが出荷されるのは1〜2週間後となる。

 話をいったん先にとばすと、私はプレゼンテーションの後、iPod Photoに触ることができたが、いい出来だった。カラーディスプレイは鮮明で、サムネール表示はあまり詳細ではないが、見たい写真を見つけ出すには十分なヒントとなる。写真のフルスクリーン表示では、おばあちゃんに生まれた孫の様子を分かってもらえるくらいにくっきりしている。私は、旅行の写真をこのiPodの2インチの画面で身内に見せたいとは思わないが、そんなときはiPodのビデオ出力が役に立つ。

 Appleによれば、音楽なら連続で最長15時間、音楽を再生しながらのスライドショーなら連続で最長5時間充電せずに使えるそうだ。ほかのiPodと異なり、iPod Photoのカラーディスプレイはバックライトが必要だ。そのため、しばらく操作しないでいるとバックライトをオフにするようになっている(オフにするまでの時間は、「バックライト・スクリーン」で設定できる)。これは私の推測だが、バックライトはバッテリーをすぐに消耗するので、15時間というバッテリー駆動時間はバックライトをオフにした場合の数字だろう。

ほかに特筆すべき点は?

 iPod Photoには、カラーディスプレイ付きの機器に期待されるような、コントラスト機能はない。

 ゲームとカレンダーがカラーになったのは、大きな進歩だ。

 iPod Photoの充電時間は5時間と、ほかのiPodより1時間多くかかり、スキッププロテクション機能(再生する音楽をメモリキャッシュに読み込んでおく機能)は、ほかが25分間分読み込めるのに対して17分間となっている。

 価格について。600ドルのiPodというのはやや手を出しにくい価格だが、私は過去の苦い経験から、AppleのiPodの価格については疑問を持たないことにしている。(私は初代の5GバイトのiPodとiPod miniは高すぎると思っていたのだが、飛ぶように売れた。今度もきっと売れるだろう。)

 話をプレゼンテーションに戻そう。ジョブズ氏が「iPod U2 Special Edition」を発表し、ショーはU2の部に移った。この製品は、ほぼうわさどおりのものだった。予想どおり色は黒(だが、クリックホイールが赤になるとは誰も予想していなかったと思う)。U2の名曲が何曲かバンドルされるのではないかと予想した人もいたが、そうはならなかった。その代わりに、349ドルで20GバイトのiPod U2には、U2のオリジナルポスターと、U2の名曲のすべてを50ドル引きで購入できるクーポンが付いてくる。このクーポンは、U2の400曲以上(次のアルバム「How to Dismantle an Atomic Bomb」の曲を含む)をiTunes Music Storeからダウンロードする購入方法に限定されている。このクーポンを使えば、U2の全曲と、25曲以上のレアな未公開作品を99ドルで購入できる。

 iPod U2 Special Editionという製品名の付け方に意味があるかどうか分からないが、おそらく別の特別版の可能性を示唆するものではある。Appleは「フラワーパワー」色のiMacで痛い目に遭っているが、Appleがビートルズと合意に達すれば、花柄iPodは意味があるだろう。

 そして、U2のボノとエッジがAppleのデジタル音楽への貢献をたたえるために登場した。エッジは「レコード会社にはこんなことはできない」と言い、ボノはiPodはエレキギター以来の最も興味深い芸術品であると述べた。二人は今度のアルバムから「Original of the Species」(エッジがデジタルディレイのかかったピアノを演奏)と「All Because of You」の2曲を歌った。

 ジョブズ氏は舞台の袖で、静かに演奏を楽しんでいた。

(By Christopher Breen, PlayList)

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