上記の設定は「nr.1(ナンバー1)」の“Screen1”の情報となる。以降、「Screen2」、「Screen3」と設定していくことで、単位時間ごとに切り替えて表示できるようにもなる。切り替える時間はバー上の「Time to show」で調整する。
次は、変数ボックスにある様々な情報表示をさせてみよう。まずは、音楽再生ソフト「Winamp」の楽曲情報を表示させてみた。上段は、変数ボックスで「Winamp」タブの「TrackTitle」を選択し、下段にプレイタイムを表示するよう設定した。
もう一つは、世界の天気予報を扱う「Weather.com」から、気象情報を表示させてみる。
そのほか、ネットワーク速度や転送データ量、メモリ使用量、マザーやCPUの温度、ファン回転数、CNNヘッドラインや株価情報(英語だが)から、SETI@Homeのスコアなどまで表示可能となっている。
さてこのSST-FP54は、冒頭で数千円程度から購入できるパーツをと述べたが、その中では高価な9000円前後で販売されている。VFDパネルを搭載していることを考えれば順当な価格なのかもしれないが、やはり価格だけを考えてみるとちょっと高いかなぁとも思った。
もちろん表示できる項目も多様で遊べるし、ソフトベースによる表示のため、今後表示可能な項目が増えたり、はたまた日本語表示も可能となってくれたりもする可能性もあるだろうから、その価格だけがネックとなりそうだ。これが3000円、いやせめて5000円程度であれば飛びついてしまいそうなのだが。
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