主なパーツ類の取り付けが完了し、最後はケース内ケーブル配線のみとなった。とはいえ合計10台のドライブ類に、ケーブルを結線させていくのはのはただでさえ面倒な作業だ。加えて今回のケースでは、限られたケーブル長の中で各部屋の敷居を越えて、それぞれの機器に接続する必要がある。
複雑な配線ながら、ねじれを最小限に抑えて機器を繋げていく達人。長さが余ったケーブル用としてタイラップを用意していたものの、電源ケーブルをシャシーと固定する以外、ほとんど使わずに済ませた。
ケーブル長がさほど余らなかったこともあるが、各ケーブルはギチギチというわけではなく、ほどほどに余裕を持たせてある。それぞれをタイラップ止めすればとりあえずの見た目はもっとよくなるだろうが、後日のメンテナンス性も考慮し、びっちりまとめてしまうという仕上げにはしないのだという。
ケーブル配線が完了し、最後にグラフィックスカードと、GIGABYTE製マザーおなじみのVRMモジュール「DPS(Dual Power System)」、電源延長ケーブル「ひもつき君 E-PC-S1」をマザーのフロントパネルコネクタに接続を設置した。それ以外のオプションカードは、動作検証後に取り付けを検討する。
ようやく組み立てが完了した。総計3時間30分。
組み立てが完了して、達人は一言「難易度やっぱり“5”にします。ケーブル配線が難しかったですね」。
スペースに余裕のある巨大ケースなだけに、マザーやCPU、メモリといったパーツ単体の設置は容易である。ただし組み立てにおける青写真の描き方、今後の作業性も想定したケーブル配線方法、予定範囲外対応方法といったところに学ぶところが非常に多かった。
営業終了時間から3時間30分もかけて、組み立てに協力していただいた達人と、今回の企画に協力して頂いたフェイススタッフの皆様に、改めて感謝したい。
OSインストールとほかのオプションパーツくらいは自分で……いや編集担当にやってもらえばいいや。ま、このあたりも徹底的にこだわらなきゃね。
そうだ、終わったから編集担当に電話電話。「じゃ、ウチまで送ってー。よろしくー」
ただ、まだ「大人買い」の熱は冷めないのであった。
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