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» 2004年12月06日 19時52分 公開

RADEON X850XTのデモに来場者注目!――「ATI最新PCI Express製品発表会」

3週連続でPCパーツベンダーによる新製品紹介イベントが行われた秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロント。パーツベンダーが終わったと思ったら今度はATIテクノロジーズが最新チップセットのお披露目イベントを開催した。

[池紀彦,ITmedia]

 ATIテクノロジーズ(ATI)は12月4日、秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロントにおいて、同社の最新チップセット「ATI RADEON XPRESS 200」シリーズ搭載製品など同社の最新製品を展示する「ATI最新PCI Express製品発表会」を開催した。

すっかり毎週土曜日の定番となった秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロント。今回はチップベンダーのATI主催とあって、多くのPCパーツベンダーが協賛しており、非常ににぎやかなイベントとなった

 展示の中心になったのは、11月に発表したチップセット「RADEON XPRESS 200」シリーズを搭載したマザーボード。最近何かと話題のNVIDIA「nForce 4」シリーズに続くAthlon 64用PCI Express対応となる。

 すでに報道されているように、グラフィックス機能を搭載した「RADEON XPRESS 200」では、同社のローエンド向けGPU「RADEON X300」相当のパフォーマンスをチップセットに備えている。この統合型チップセットから、グラフィックス機能を省いた「RADEON XPRESS 200P」も用意されている。なお、各マザーボードベンダーとも製品の発売は来年1月以降を予定している。

 会場内で展示されていたマザーボードは、SAPPHIREのRADEON XPRESS 200を搭載するATXマザー「RS480AS9-A58S」とmicro ATXマザー「RS480MS9-A56S」の2製品でいずれもSocket 939に対応。

 PowerColorは、Socket 754対応マザーを中心に展示しており、RADEON XPRESS 200搭載のATXマザー「A480A7-VF」にmicro ATX「A480M7-V」、そして、ビデオ機能を省略したRADEON XPRESS 200Pを搭載する「AX480A7-F」。 加えて、Socket 939対応でRADEON XPRESS 200Pを搭載する「AX480A-GF」の4製品。いずれも発売時期は来年1月中旬前後を予定しており、価格は1万5000円前後。

今回の展示でRADEON XPRESS 200マザーのバリエーションが一番豊富だったのがPowerColor。ほとんどの製品がSocket 754対応となっている。また、サウスブリッジにATIのIXP400とULiのM1573をそれぞれ組み合わせたマザーが用意されているのも興味深い

PowerColorはRADEON X700XT搭載の「ほぼ」ファンレスのグラフィックスカード「PowerColor Silent Cooling System X700 XT」も展示。こちらは3万円前後で発売される予定

 MSIでも、micro ATXのSocket 939対応マザー「RX480-M2」を展示。こちらは実際に動作させており、完成度の高さをうかがわせた。

 興味深いのが、パーツベンダーによって対応するSocketが異なっているところ。MSIやSAPPHIREではSocket 939を中心に製品を予定しているのに対して、PowerColorではSocket 754対応が中心になっている。実際の購入のときには、手にとったマザーが対応するSocketの種類に注意する必要があるだろう。

ASUSは、既存製品の展示のみとやや控えめ。RADEON XPRESS 200搭載マザーについても、OEM用は用意しているがリテールについては、現在のところ検討中。ただし今回のイベントには間に合わなかったが、ATIが未発表のインテル向けPCI Express対応チップセット(開発コード名はRS400)を搭載するLGA775対応マザー「P5RD1-VM」を準備中で、1月後半に発表を予定しているとのこと

 なお、会場の一番目立つ位置には、先日発表されたばかりの最新GPU「RADEON X850」シリーズを搭載するグラフィックスカードの動態デモをおこなっていて、来場者の注目を集めていた。

 カードに搭載されたクーラーユニットはPCI Express X16スロットに隣接するスロットにも干渉するほど巨大。さらに、もう一つのPCIスロットを1基消費して別途ファンを稼動させるなど、大掛かりな冷却を行っていた。

昨日国内に到着したばかりという、ATIのハイエンドビデオチップの最新版、RADEON X850XT搭載グラフィックスカードが実際に稼動していた。ベンチマークなどはまだ行っていないが、パフォーマンスは良好とのこと。最下部のファンが単なる飾りなのかは不明だが、いずれにせよ発熱量はかなり高いようで、リファレンスカードに搭載された大型冷却ファンは風切り音を轟かせていた
奥のイベントブースでは、各パーツベンダーによる製品紹介イベントが1時間ごとに行われた。各イベント終了時にはプレゼント抽選会が行われ、そのたびに会場内は大いに賑わっていた。今回協賛として参加しているすべてのパーツベンダーの担当者を一堂に会して行った質疑応答のコーナーでは、ユーザーから「NVIDIAのSLIに対抗する製品は何か考えているのですか?」との質問が上がると、ATIをはじめ、各ベンダーが「ノーコメント」と苦笑交じりに答える場面も

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