コニカミノルタ気合いの逸品「α-7 DIGITAL」を使ってみた(3/4 ページ)

» 2004年12月21日 06時00分 公開
[永山昌克,ITmedia]

アンチシェイクの効果をテストする

 機能面での最大のウリは、CCDを動かしてブレを補正する独自の手ブレ補正機構「アンチシェイク」である。他社の場合は、キヤノンのISレンズやニコンのVRレンズのように、専用のレンズを使って手ブレ補正を行うが、本モデルはボディ側で手ブレ補正を行う。

 従って、これまでに発売されたαレンズのほぼ全てで手ブレ補正が有効になる。唯一「AFマクロズーム3×-1× F1.7-2.8」では手ブレ補正が効かないが、魚眼から広角、標準、望遠、超望遠までの手ブレ補正システムは、α-7 DIGITALだけの大きなアドバンテージになる。

 補正の効果は、シャッター速度に換算して約約2〜3段分とのことだ。実際に、どのくらいのシャッター速度まで有効かは、レンズの焦点距離やカメラの構え方によって異なるので一概には言えない。自分にとって、どの焦点距離でどうやって構えればブレるかブレないかを、テストして知っておくといいだろう。

 筆者の試用では、広角ズームの「AFズーム17-35mmF2.8-4(D)」を使った場合、焦点距離が25ミリ相当になるワイド側で1/4秒、52ミリ相当になるテレ側で1/8秒までなら、慎重に撮影して何とかブレなかったが、それ以下のスピードになるとほとんどがブレた。しかし、普段使っている手ブレ補正機能のないデジタル一眼レフ機よりは当然だが優秀で、同じく普段使っている他社の手ブレ補正機能付きレンズとの比較では、ほとんど同じ結果だ。

 ただし他社の手ブレ補正レンズとは違って、α-7 DIGITALの手ブレ補正機構はファインダー上では、その効果を確認できない。これはCCDを動かすという構造上仕方がないところだ。

 それを補うように、α-7 DIGITALではファインダー内にブレの度合いを示すインジケーターが5段階表示されるようになっている。このインジケーターの目盛りが少なくなるように、しっかりとカメラを構えることが手ブレ補正の効果を最大限に発揮させるコツである。

画像 背面のスイッチで手ブレ補正のオンオフができる。実際に補正が作動するのは撮影の瞬間のみなので、常時オンにしておいても、撮影枚数に影響を与えるほど電力は消費しない
画像 左から「AFズーム75-300mmF4.5-5.6(D)」、「AF50mmF1.4 NEW」、「AFズーム17-35mmF2.8-4(D)」。比較的安価なレンズでも手ブレ補正が働くことがうれしい

 トータルとしての感想は、機能、操作性、スピード、画質のどれもが満足できる内容だ。実売で20万円近いボディの価格は、目指すターゲットやカメラとしてのクラスが違うとはいえ、最近は10万円前後のデジタル一眼レフ機が増えているので、APS-Cフィルムサイズの610万画素デジカメとしては、少し割高な印象を受けるだろう。ただ、ほぼ全レンズで手ブレ補正補正が働くことを考えれば、システム全体としては高くはないはずだ。

α-7 DIGITAL、作例

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