BenQがSonomaノートを「フライング発表」

» 2005年01月18日 18時21分 公開
[IDG Japan]
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 台湾のBenQは1月17日、Intelの次世代Centrinoプラットフォームであるコード名SonomaをベースにしたノートブックPC「Joybook」3機種を計画中だと発表した。Sonomaの正式発表は2日後に予定されている。

 SonomaはIntel Centrinoプラットフォームの第2世代に当たり、新バージョンのPentium Mモバイルプロセッサ、新しいワイヤレスチップ、グラフィック性能を大幅に改善しPCI-Expressをサポートした新チップセット(コードネーム:Alviso)が含まれる。

 Intelは1月19日に、数カ国でSonomaプラットフォームの正式発表記者会見を予定している。

 BenQの発表は17日に行われたが、Intel自身の発表を先取りするつもりはなかったと釈明する。「われわれはIntelのローンチと同じ時期に発表しようとしていただけだ」とBenQ広報担当のアルバート・リン氏。

 BenQの発表によれば、同社は2月にSonomaをベースにしたノートブックPCを3モデル、出荷する予定だ。この3モデルはJoybook S52、Joybook S72、Joybook A82で、S52は13インチ、S72は14インチ、A82は15.4インチのワイド液晶を備える。

 3モデルは中国と台湾で2月に出荷される予定で、ヨーロッパには今年中頃に出荷される見込み。価格は現時点では未定だ。

 BenQの発表についてのコメントを求められたIntel広報担当者は、BenQが守秘義務を逸脱したかどうかについてはコメントできないと述べた。

 Intelは1月初めに、PCベンダーからSonomaノートが約80モデル発売される予定で、年末までには150モデルに達する見込みだと述べていた。昨年4月の時点では、Sonomaノートの初期モデル数は50程度と見込んでいた。

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