買い換え・買い増しに最適な、大手メーカー初のシンプルデスクトップ──NEC「ValueOne」(1/2 ページ)

» 2005年02月14日 00時00分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

ゴテゴテは要らない。だけど基本はシッカリさせたい

 現在の日本の大手PCメーカーの基本方針は、「アレもコレもすべてが充実!!」というコッテリ指向だ。ディスプレイは当然として、充実のアプリケーション、充実のサポートをウリにしている高付加価値モデルが中心となっている。

 数年前はハイエンド製品のみに搭載されていたTV視聴機能、通称テレビPCも、今やデスクトップPCはほとんどテレビPC化し、モバイルノートPCでもTV視聴できるようになりつつある。

 もちろん、「PCは初めて」という人にとって、何もかも入っているオールインワンパッケージは安心度が高い。しかし、2台目以降の買い換えあるいは買い増しを考えているユーザーにとっては、これらの付加価値の中に「全然使わない機能」があることに気づいているだろう。

 自分の使い方がちゃんと分かっている人の場合、初めからソフトが数多く入っている必要はなく、後で好きなソフトを別途購入する人が多い。

 このような人たちのマシン選択には二つの方向性がある。一つは「パソコンの自作」だが、これを選んだ場合はトラブルの発生時に自分で対処する必要がある。知り合いや職場の同僚に「パソコン博士」がいない場合、自力で解決できるようにスキルを上げる必要があるが、一朝一夕ではやはり無理だ。そもそも価格のことを考えると、自作パソコンのコストパフォーマンスは必ずしも良いとは言えない。

 もう一つの選択肢は「とてもシンプルなモデルを購入する」ことで、これに該当するマシンには、最小限のハードウェアがセットになったものや、それにメモリなどのパーツ類を追加設定できるものなどがある。日本では、ショップブランドモデルやWeb直販を主体としている大手メーカーが得意とする手法だ。

 この方向性は、2台目以降、あるいは使い方が確立しているユーザーにとっては良い選択となるが、ショップブランドモデルの場合は店舗に近いところに住んでいないとサポートが受けづらく、また、ショップによってサポート能力やハードウェアの安定度に大きな差があるため、事前の情報収集が欠かせない。スキルの高いサポート要員が退職すると大きく状況が変わってしまうという事態さえも起こり得る。

 一方後者の場合は、大手メーカー製のためサポートと安定性には安心感があるものの、基本的にWeb直販のみのため、購入前に自分の目と手で実物を確認することはできない。

 NECの新ブランド「ValueOne(バリューワン)」は、従来の高付加価値モデルブランドである「VALUESTAR」と異なり、シンプルな機能を手頃な価格で提供しつつ、VALUESTARと同様に自分の手で触りながら比較検討できる店舗販売と、高い満足度を得ているユーザーサポートが得られる製品だ。

大手国内メーカー初のシンプルモデル「ValueOne」

 第一弾は2月中旬に店頭モデル2機種がショップに並ぶ予定で、さらにカスタマイズ可能なWeb直販モデルも同時発売となる。

 本稿では、店頭モデルの上位機種となる「ValueOne MT400/1A」を試用した。予想実売価格は7万円台半ばと、価格もまずまずである。

充実したサポートがあってこそ、思い切って自分流にできる

 マシンスペックは、ある意味とてもシンプルだ。ボディはマイクロタワー構成で、CPUはCeleron D 335、チップセットはグラフィックス機能内蔵のIntel 82845GVで、メモリは2基あるメモリスロットの1基にPC2700対応DDR SDRAMを256Mバイト標準搭載している(最大2Gバイトまで増設可能)。

 MT400/1Aの場合、HDDはUltra ATA-100対応で回転数7200rpmの200Gバイト、光学ドライブは片面2層DVD+R DL対応DVD-RAM/±R/RWスーパーマルチドライブで、7メディア(SDメモリーカード/マルチメディアカード/メモリースティック/xDピクチャーカード/スマートメディア/コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ)対応のメモリーカードリーダーを装備する。あとはキーボード、マウス、スピーカーが付属しているぐらいだ。

 なお、下位機種のMT200/1Aは、HDDが160Gバイト、光学ドライブがDVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブとなり、メモリーカードリーダーが非搭載となる。予想実売価格は6万円台半ばのもようだ。

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