世界最小デジ一眼“*ist DS”で旅に出かけよう〜台湾・旧正月編(3/5 ページ)

» 2005年02月24日 00時00分 公開
[ITmedia]

台湾の女のコを撮る

 翌日は、台北から電車で約40分の場所にある港町、基隆市を訪れることにした。特にアテはなかったが、とりあえず基隆駅からの人に流れに従って、市内の廟までたどり着いた。

 ここで出会ったのが、台湾人高校生のィさんと大学生の鳳儀さんだ。熱心に参拝をしていた彼女らの姿に惹かれ、撮影をお願いしたところ、快くOKをいただいた。

photo パンケーキレンズを使い、少しだけ離れた位置からさりげなく撮影した1枚。この後で彼女らに出演交渉を試みた

 しかも、正月休みを利用して台北から基隆まで遊びに来ていた彼女らは、一緒に基隆の町を回ろうと申し出てくれた。願ったりかなったりだ。ことわっておくが、わざわざ台湾まで女学生をナンパしに来たわけではない。いい写真を撮りたいという思いだけである。念のため。

 ただひとつ言えることは、デジカメをきっかけにすれば現地の人とのコミュニケーションが取りやすいということだ。せっかく海外まで来て、ふつうに観光して、絵ハガキやガイドブックと同じような写真を撮るだけではつまらない。たとえ外国語が下手でも、写真を撮って見せるという行為だけで、多少なりともコミュニケーションは成り立つ。

photo 撮影メニューから、彩度とシャープネスをそれぞれ+1に設定して撮影。画像仕上モード以外にも、画質の傾向を細かく調整可能だ

 そんなとき、*ist DSはちょうどいい。これ以上大きくて仰々しいデジ一眼では、いかにもプロカメラマンという雰囲気が漂ってしまい、相手が萎縮したり警戒してしまうことがある。かといってフルオートの薄型コンパクト機では、相手が持つカメラと同等であり、ありがたみや緊張感がなさすぎる。だからこそ、本格的でありながら、大げさではない*ist DSがちょうどいいのだ。

photo パンケーキレンズでは、背景をぼかしたポートレート撮影もできる。被写界深度が深いコンパクトデジカメでは、なかなかこうはいかない
photo パンケーキレンズで撮影後、*ist DSのソフトフィルター機能を使って、紗をかけたような効果を加えた
photo ちなみに、台湾のDPEショップにも日本と同じようなデジカメプリント機があるので、その場で写真を渡すこともできる
photo マクロレンズや標準ズームには及ばないものの、パンケーキレンズは40センチまで近寄れるのでアップでの撮影も可能だ
photo 1/25秒の低速シャッターになったが、ほとんどブレのないシャープな仕上がりになった。画像仕上げは「ナチュラル」に設定
photo あいにくの雨天だったが、雨なら雨の撮影を楽しめばいい。晴天とは違った雰囲気の写真になる
photo 雨と霧のせいで視界が悪くなっていたので、ピクチャーモードの「風景」を選び、肉眼で見る以上のメリハリ感を与えた

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