インテル製CPUで動くNVIDIA SLI──NVIDIAが動態デモをIDFで披露IDF Spring 2005

» 2005年03月03日 21時10分 公開
[本田雅一,ITmedia]

 これまでにもNVIDIAはXboxにおけるx86プロセッサ向けチップセット開発の成果と自社のグラフィックスコアを組み合わせる形でnForceシリーズの開発を続けてきた。しかし、インテルはPentium 4のプロセッサバスプロトコルをNVIDIAに公開してこなかったため、同社はAthlon、Athlon 64とAMDプラットフォーム向けのnForceしか開発していなかった。

 しかし、このところNVIDIAとインテルは急接近しており、昨年の11月に特許クロスライセンスを結ぶと共に、Pentium 4のバスライセンスを取得、そして今回のIDF Spring 2005の会場でインテル製CPU対応nForceのプレビューを行うまでに至っている。

NVIDIAがIDF Spring 2005で披露していたインテルプラットフォームで動作するNVIDIA SLIデモ

 ちなみに、NVIDIAはIDF Spring 2005ではじめてゴールドスポンサーとなった事実からも、インテルとの親密度がかなり高いことがうかがわれる。

 NVIDIA担当者は、あくまでも「プレビューだ」としながら「これまでもC19の名で伝えられたもの」として、いくつかのスペックについて明らかにしてくれた。それによると、バスプロトコルはPentium 4と同じながらもサポートするのは、デュアルコアのPentium Extreme EditionおよびPentium Dになる。もちろん、デュアルチャネルのDDR2メモリをサポートする。

 また、マザーボードを見る限り、インタフェースとしてUltra ATA/133が2チャネルとSerial ATAが4ポート用意されていた。現行のAMD64対応のnForce 4と同様、最大3Gbpsの帯域を持つ高速のSerial ATAと見られるが、NVIDIAからはコメントは得られていない。

展示されていたASUSの「P5ND2-SLI」とBIOSTARの型番不詳

こちらはEPoXの「EP-5NVA+SLI」にGIGA-BYTEの「GA-8NNXP-SLI」とMSIの「P4N Diamond」いずれもAMD64対応のnForce 4 SLIマザーがベースになっているようだ

 今回動いていたチップセットによって、インテル製CPUでも、GeForce 6シリーズを搭載したグラフィックスカード2枚による「NVIDIA SLI」が利用可能になる。

 IDFで展示されていたマザーボードのベンダーは、ASUS、BIOSTAR、EPoX、GIGA-BYTE、MSIの5社。PCI Express x16が2スロット用意され、スロットの間にはSLIモードへの切り替えを専用ソケットに差し込む小型基板の向きで決めるデザインは、Athlon 64用でも見られるnForce4マザーボードの定番配置だ。

 マザーボードの出荷時期に関してはコメントを得られなかったが、チップセットそのものはすでにOEM向けサンプル出荷を行っており、多数の完成度が高いと見られるマザーボードが展示されたことから、Pentium Extreme EditionおよびPentium Dの発表に合わせて、各種マザーボードが登場すると見られる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月21日 更新
  1. GoogleがAIモデル「Gemma 4」の大規模改善を発表/Windows 11における既知の不具合を公表 (2026年07月19日)
  2. ギガバイトから40周年記念のRTX 5080やX870マザーが登場! Lian-Liの次世代ファンもアキバで話題に (2026年07月20日)
  3. ジェンスン・ファンCEO、「セガ」と「T-ZONE」を語る (2026年07月17日)
  4. 企業や業種の垣根を越えるコミュニティ「印刷女子」が提示する、“推し”から始まる新しい価値創造と印刷ビジネスの可能性 (2026年07月20日)
  5. 新CPU「Ryzen 7 7700X3D」が登場も悩ましい事情/修理需要で売れる3500円のコードレス精密工具 (2026年07月18日)
  6. 価格高騰&Win 10サポート終了の救世主? あえて旧世代CPUを搭載するミニPC「GMKtec NucBox M3 Pro」の実力 (2026年07月15日)
  7. MicrosoftのAIセキュリティ新戦略「Project Perception」とは? 脆弱性を先回りしてふさぐ次世代の防御 (2026年07月21日)
  8. ノートPCやスマホの「充電器(ACアダプター)」は何を見て選べばいい? ポイントは3つ (2026年07月14日)
  9. あの“コトコト音”がさらに進化した65%キーボード「ZEN65」の極上キータッチを試す 真ちゅう製内部構造と約1.5kgの重厚ボディー (2026年07月21日)
  10. 約58gのAIスマートグラス「INMO GO3」日本初上陸 累計販売トップブランドのビジョンは (2026年07月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー