中国のGMKtecは、コストパフォーマンスに優れたミニPCを幅広く展開するメーカーだ。昨今、パーツ価格の高騰により、PCの手軽な買い替えが難しくなっている。そこで悩ましいのがCPU性能の見極めだ。
ゲームや動画編集にはハイエンド機が必要だが、Web閲覧や事務作業といった日常用途ならそこまでの性能は必要ない。しかし、市販の最新PCは高性能で高額なモデルが多く、用途に見合わない出費を強いられがちだ。
個人向けのWindows 10サポート終了を2027年10月に控え、長く使える新品への買い替え需要は高いものの、こうした価格高騰がネックとなり、一歩を踏み出せないユーザーが多いのが現状だろう。
そうしたジレンマに対する1つの解となるのが、今回紹介するGMKtecのミニPC「NucBox M3 Pro」だ。5月に発表されたばかりの新しいモデルでありながら、あえて第13世代の「Intel Core i5-13500H」を搭載している点が最大の特徴だ。
第13世代のCore i5は発売から既に3年以上が経過しているが、一般的な用途としてはまだまだ現役で通用する性能を持つ。極端に重たい作業をしないのであれば、性能と価格を高い次元で両立した魅力的な選択肢といえる。
直販の通常価格はベアボーンキットが6万9999円、メモリ16GB/ストレージ512GBモデルが8万9999円、16GB/1TBモデルが9万7999円、32GB/512GBモデルが10万9999円、32GB/1TBモデルが11万7999円となっている。
いずれも7月20日頃までは「Prime Day」と称したセールの対象となっており、例えば32GB/1TBモデルは10万8999円で購入できる。
さらに筆者が個人的に高く評価したいのは、公式サイトで購入する場合、少額の追加投資で手厚い延長保証を受けられる点だ。標準保証に加え、7900円で保証期間を2年間に、1万5000円で3年間に延長できる。
2027年以降もメモリやSSDの価格が高止まりするとの見方がある中、少ない負担で保証を延長し、長期間安心して使える環境を整えられることは、コストを抑えた本製品ならではの大きなメリットだろう。
今回は実機を手元に用意できたため、実際の使い勝手やベンチマーク結果を通して、その詳細をレビューしていこう。
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