まずは外観とインタフェースからチェックしていこう。ボディーは金属製で、CNCサンドブラスト加工が施され、天面には2.5D強化ガラスパネルが採用されている。最新ではないCPUが搭載されたお手頃モデルとは思えない作りだ。
本体前面のデザインは非常にシンプルにまとめられており、USB 3.2 Gen 2 Standard-Aポート×2基と電源ボタンのみという潔い構成になっている。
リビングルームに設置してWebブラウジングや動画視聴を行う用途であれば、キーボードやマウス、USBメモリなどを手軽に接続できれば十分であり、日常的に抜き挿しするポート類が正面に集約されているこの構成に、不便を感じることはない。
続いて背面を見てみよう。左から順に、3.5mmオーディオジャック、HDMI 2.0出力ポート、2.5GbE対応の有線LANポート(RJ45)、USB 3.2 Gen 2 Standard-Aポート×2基、USB 2.0 Standard-Aポートを備える。
さらに、映像出力(DisplayPort Alternate Mode)対応のUSB Type-Cポート(5Gbps)と、2基目のHDMI 2.0出力ポートが配置されている。
なお、USB Standard-Aポートは見た目上、どちらもUSB 3.0以上を示す青色のコネクターが採用されているが、上側のポートはUSB 2.0でのみ動作することを確認している。
ワイヤレスキーボードやマウスのレシーバーには2.4GHz帯を使用する製品が多く、これをUSB 3.0以上のポートに接続すると、ポートから発生するノイズの干渉によって入力が途切れるなどの不具合が生じることがある。よって通信レシーバー専用としてUSB 2.0動作のポートが用意されている点は、意外とうれしいポイントだ。
映像出力に関しては、2系統のHDMI 2.0出力ポートとUSB Type-Cポートを組み合わせることで、ミニPCでありながら最大で4K解像度の3画面同時出力が可能となっている。据え置きのメインPCとしてマルチディスプレイ環境を構築するには、十分すぎるインタフェースを備えているといえる。
ネットワーク面では、有線LANに高速な2.5GbE対応ポートを備えるとともに、無線LANはWi-Fi 6をサポートする。有線LANケーブルを引き回せない環境でも高速な無線通信が利用でき、設置環境に応じて柔軟に使い分けられる点は魅力的だ。
旧型のCPUを採用しながらも、マルチギガビットLANやトリプルディスプレイ対応など、現代のトレンドをしっかりと押さえている点は高く評価できる。
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