ボクが初めて触るMac──Mac miniをメディアクライアントにする「環境設定編」Windowsユーザーが使うMac mini第3回(3/3 ページ)

» 2005年04月08日 15時48分 公開
[平澤寿康,ITmedia]
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AirMacの設定でつまずく

 ところで、テレビの設置場所はWindows PCの設置場所から離れているため、かなり長いLANケーブルを調達しなければMac miniをLANに接続できない。かといって、無造作にLANケーブルを這わせるのもイヤ。

 こういうときは無線LANで接続するに限る。Mac miniにオプションでAirMac Extremeを加えておけば、無線LANが利用できる。すでに802.11b/g対応の無線LANアクセスポイントを設置しているので、接続自体は問題ないはず。ただ、今使っている無線LANは、MACアドレス認証に加えてWPAでの暗号化も施しているため、多少面倒な設定が必要だ。

 まず、アクセスポイント側にAirMacのMACアドレスを登録する必要がある。MACアドレスがどこで表示されるのか最初分からなかったが、「システム環境設定」で「ネットワーク」をクリック、「AirMac」を選択して「設定」ボタンをクリックしてみたら、AirMacのMACアドレスが表示されたので、それを登録する。

 次に、Mac mini側での設定だ。「直接SSIDやパスワードを登録すればいいのでしょう」と簡単に考え、ウィンドウ下にある「アシスタント」ボタンをクリックしてみた。これはWindowsに用意されている「新しい接続ウィザード」と同じようなものだろうと思ってのことだが、どうやら正解のようで、「ネットワーク設定アシスタント」が起動した。

ネットワークの設定メニューを開き、ウィンドウ下の「アシスタント」をクリック

しかし「ネットワーク設定アシスタント」では、何度やってもWPAで暗号化された無線LANに接続できなかった

 ウィザード形式なら簡単簡単、と思いつつSSIDやパスワードを入力して、さぁ接続、と思ったのだがこれが一向に接続されない。何度やっても「入力したパスワードは正しくありません」と表示されるだけなのだ。

 もしかして、AirMacってWPA非対応なのか?と考え、アクセスポイント側で暗号化をWEPに変えてみたところ、あっさり接続された。でも、AirMacもWPAをサポートしてたはず。

 いろいろ調べてみてもやはりWPAはサポートされている。ただ、TKIPのみの対応でAESは非対応のようだ。実は先ほどまで、アクセスポイント側がWPA-AESに設定されていたのだった。そこで、アクセスポイント側をWPA-TKIPに設定し直し、再度チャレンジ。しかし、それでも同様に、パスワードが正しくないと言われて接続できない。

 

 こ、これは一体どういうことなのだ、と頭を悩ませたが、ここで「ネットワーク接続アシスタントを使わずに直接設定してやってみよう」と思い立ち、「システム環境設定」の「ネットワーク」でAirMacを選択して、直接SSIDやパスワードを設定してみた。すると、あっさり接続されてしまった。こ、これって一体……。

 Macに詳しい人に聞くなどしてみたのだが、原因は特定できなかった。「ネットワーク設定アシスタント」ではWEP決めうちになってるのではないか、というのが一番有力そうではある。うーん、奥が深いぞMac。結局つながったので、今回はこれで許してあげよう(いや、人間がMacに許してもらっているようにも見えますが)。

ネットワーク設定アシスタントを利用せずに、直接設定すれば接続できた。どうやらネットワーク設定アシスタントはWEPキーしか想定していないようだ

 さて、16:9の解像度で表示できるようになり、さらにLANへも接続できたので、テレビでMac miniを接続してWindows PCにあるデータを利用するための設定は完了。次回は、実際に動画ファイルや音楽ファイルなどを再生させ、実際にMac miniをマルチメディアクライアントとして活用してみたい。

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