自作PCユーザーであればことさら多い傾向にあるHDD入れ替え。
もちろんIDEスレーブ側などへ複数台のHDDをPCに接続する場合も多いだろうが、数年前の10Gバイトレベルのものであれば内蔵させることへの意味や効果も薄い。それよりHDD換装を行う場合は、まずそのHDD内のデータをいったん別PCなどに移してから換装作業をし、再度LAN経由でコピーするなどというような作業を行うことがあると思われる。とりわけ面倒だ。
そのようなときには、USBないしIEEE1394接続対応のHDD外付け化ケースの導入が手っ取り早く、そのように活用するユーザーも多いだろう。しかしケースに組み込むといった作業もなかなか面倒だし、ややコストもかかるのである。
それなら“ガワ”なしで“直接続”でいいじゃん、といったコンセプトの製品が今回試すIDE−USB変換ケーブル、エバーグリーン「DN-IDE3525」だ。
DN-IDE3525は、IDEコネクタとUSBオス(Aタイプ)コネクタが搭載されるIDE−USB変換ケーブルに、電源供給用として4ピン電源コネクタへの給電専用ACアダプタがセットとなった内蔵デバイス外付け化ケーブルである。
ケースがない、いわゆるむき出しで作業できることは何が便利かというと、ベアドライブをそのまま接続でき、さらに必要に応じて楽々取っ替えひっ換えデバイスを接続できること。いちいちケースに内蔵しなければならない必要もないのである。
デバイス接続側コネクタは、3.5インチHDDないし5インチ光学ドライブ接続用の40ピン対応コネクタと2.5インチHDD接続用の44ピン対応コネクタの2種類が用意されていることに加えて、4ピン電源供給専用のコネクタを備えるACアダプタが付属していることがとくにうれしいところである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.