Mac用次世代ソフトに取り組むMicrosoft

» 2005年06月08日 18時30分 公開
[Elizabeth Millard,eWEEK]
eWEEK

 Apple Computerが6月6日にIntelプロセッサへの移行を発表した際、真っ先に支持を表明した1人にロズ・ホー氏がいた。MicrosoftのMacintoshビジネスユニット(Mac BU)のジェネラルマネジャーだ。

 Microsoftの広報によれば、Mac BUはこの支持姿勢を裏付ける製品の開発に既に着手している。主なプロジェクトに、Office for MacとVirtual PC for Macの次期バージョンなどがある。

 Mac BUはプラットフォームの移行に対応可能なソフトを開発するため、Appleの技術者から協力を得て、開発ツールのXcodeで作業を進めている。Appleが将来発売するハードでもネイティブに実行できる、ユニバーサルバイナリ形式のOffice次期バージョンの開発だ。

 現在バージョン2.0のXcodeは、リリース当時、開発者がMac OS X対応のアプリケーションを作成しApple技術の利点を生かせるようにと提供されたもの。Xcode 2.0は、Mac OSをUNIXや各種の開発技術と統合する。

 これまで、Mac BUはXcodeの利用で知られてはいないが、今回のプラットフォーム移行により、Xcodeにもっと触れ、経験を積んでいくことになる。

 Microsoft広報によれば、Mac BUは、現行版のアップデートの仕上げ作業にも忙しい。Exchangeユーザー用Entourageの改良、新しいTigerの機能、Mac用Messengerの新バージョンが数カ月以内にリリースされる予定。

 Mac BUは開発作業の真っ最中だが、一部のアナリストは、Appleのプロセッサ移行の結果としてMac BUや同部門の製品に、驚くような大きな変更が生じることは恐らくないと予想している。

 「開発上の大きな変化には、ある程度時間が必要だ」とIDCのアナリスト、ロジャー・ケイ氏。「だが、興味深い注目点は、この動きによってAppleのプラットフォームがMicrosoftの市場に進出し始めるかどうかだ。そうなったら、かつてのプラットフォーム対決のような構図がまた生まれる。そしてMac BUでも大きな変化が起きるだろう」

 観測筋はそうした展開も視野に入れているが、もっと小さな変化が来年およびそれ以降に起きる可能性も高い。

 Jupiter Researchのアナリスト、マイケル・ガーテンバーグ氏は、Virtual PC関連でそうした変化が起きる可能性を指摘している。Virtual PCは現在、Mac上でWindows環境をエミュレートするために使われている。

 1つのプラットフォームで両方のシステムをサポートできるとしたら、Virtual PCはほとんど必要なくなるだろう。「本物のWindowsが使えるなら、なぜエミュレートする必要がある?」とガーテンバーグ氏。

 全体としては、プラットフォームの移行はAppleとその顧客、そしてMac BUにプラスの変化をもたらすだろうとガーテンバーグ氏は言い添えた。

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月08日 更新
  1. 世界中のMacでロジクール製品に不具合 原因はアプリの“証明書の期限切れ”  近日中に修正へ(更新あり) (2026年01月07日)
  2. 新型「Echo Show 11」は「買い」か? 激変したUIとデザイン、ジェスチャー廃止の影響を「Echo Show 8」と徹底比較 (2026年01月07日)
  3. 古い車でもCarPlayやAndroid Autoが使える「ケイヨウ ワイドディスプレイオーディオ」が20%オフの1万5800円に (2026年01月07日)
  4. 注目は「キーボードPC」!? HPのコンシューマー/ビジネス向けPCに新製品 (2026年01月06日)
  5. 10Gbps回線の性能をフルに発揮させるWi-Fi 7対応ルーター「NEC Aterm AM-7200D8BE」がセールで2万6590円に (2026年01月06日)
  6. +2万円の価値はある? 「Amazfit T-Rex 3 Pro」実機レビュー チタン×サファイアガラスで進化した“タフネススマートウォッチ”の実力を試す (2026年01月07日)
  7. レノボ、16→24型に画面広がる“巻取り式”ゲーミングノートPCを発表 SteamOS搭載の新型「Legion Go」も (2026年01月07日)
  8. MINISFORUM、Ryzen AI 9 HX 470搭載のミニPC「AI X1 Pro-470」を発表 (2026年01月07日)
  9. Fire TVがUIを一新 テーマは「すっきりサクサク」 米国では2月から順次適用 (2026年01月07日)
  10. レノボ、ペンタブになるタッチパッド付き「Yoga」や“筒型”デスクトップPCなど、個人向けPCの新モデルを一挙発表 (2026年01月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年