ボーナスで狙う「快適生活のためのエアコン」ガイドITmedia Shopping バイヤーズガイド(3/8 ページ)

» 2005年07月04日 02時06分 公開
[池紀彦,ITmedia]

エアコン・除湿機、今年の購入ポイントは

 エアコンは、低消費電力さはもちろん、空気清浄機能やフィルターの自動掃除機能、そしてより使いやすくした温度設定管理が行えるなど機能的には万能といえます。ただしは本体価格そのものに加え、設置工事のための費用も別途考える必要があること(※家電量販店などでは設置工事費無料といったサービスを実施している店もあります)、賃貸物件に住んでいる人はそもそも交換ができない場合があることが挙げられます。

 除湿機はエアコンを導入することと比較すると安価で、本体サイズもコンパクト。移動も可能ということで、雨天時に室内で洗濯物を干すといった場合にも重宝しそうです。ただし基本的に冷却はなされない(※冷風機能が備わるものもあります)ため、室温を下げるには既存のエアコンと併用する必要があります。

 では、それをふまえて機能を見ていきましょう。

 まずエアコン。省エネ基準達成率はもちろんチェックしておきたいポイント。電気代の料金シートでそれが実現的に効果を確認できることでしょう。それ以外には、とくにフィルター自動掃除機能に人気が集まっているようです。ここは、今購入するならおそらく必須の機能といえるでしょう。

 また換気機能は、夏場でも室内の空気を頻繁に入れ替えたい人には、多いに便利ですし、就寝時に冷えすぎず快適にできる再熱除湿方式を採用した除湿機能も確実に重宝する機能です。

 エアコンそのものには絶対必須ではないかもしれませんが、より工夫された空気清浄機能も確実に便利です。同機能はメーカーによって若干差があるので、選ぶならプラズマによる除菌機能も備えたモデルがお勧めできそうです。

 なお今回取り上げるエアコン製品は、比較対象としやすい売れ筋モデルとなっている9畳から12畳向けの製品を中心に選択しました。こちらの価格帯は10万円以下の製品がほとんど、15畳ほどまで対応するより広い部屋向けの製品の場合は、15〜20万円前後が目安となるでしょう。

 除湿機は、やはりハイブリッド方式採用のモデルが1年中使えて便利そうです。夏場の蒸し暑い時期のみ使うとするならならコンプレッサー方式、あるいはより安価に、小型でベッドサイドに置いておけるようなモデルをというのであればデシカント方式のモデルがお勧めといえます。

 では、次のページから始まるスペック比較カタログでチェックしながら、「快適生活のためのエアコン・除湿機」を探してみてください。

エアコン、除湿機 2005年夏カタログ

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