速度を求めるギガビット時代の本命NAS──アイ・オー「Giga LANDISK」(1/4 ページ)

» 2005年07月11日 10時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 アイ・オー・データ機器「Giga LANDISK HDL-G」シリーズはギガビットLAN接続に対応するNASの新製品だ。160Gから400Gバイトまで容量別に4モデルが用意される。

 本体には4基のUSB2.0ポートが備わり、USB接続タイプの外付けHDDやUSBメモリ、メモリカードリーダーなどを接続し、これらをネットワークドライブとしてして活用させることも可能となっている。

photo アイ・オー・データ機器「Giga LANDISK HDL-G」シリーズ。160GバイトHDD搭載モデル(実売価格:2万9000円前後)から400Gバイトモデル(実売価格:5万円前後)まで4種類ラインアップされる(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)

 Giga LANDISKは、上記のようにNASプラスαの機能搭載も特徴の1つだが、やはり注目はインテル製XScaleプロセッサとギガビットLANコントローラの採用で実現するという高いパフォーマンスにあるといえる。

 同社カタログ上での計測値では、FTP接続時における大容量ファイルの読み出しで最高306.8Mbpsを記録し、Windows上でのファイル読み出し時でも157.1Mbpsと余裕で100Mbpsを超えるとしている。

 なお同社は、LANチップ単価としては比較的高価とされるインテル製のLANコントローラを採用した理由として、ピークスピードだけではなく高トラフィック時でもスループット低下が少ないという理由を挙げている。実際、Intel製のギガビットLANコントローラはPC用LANカードやマザーなどのPCパーツにおいても同様に、ピークスピードそのものはもちろん、高トラフィック時のスループット性能の高さが評価されており、採用理由に関しては納得できるところだ。

photo Intel XScaleテクノロジとIntel 82541PIギガビットLANコントローラを搭載する

 今回は300GバイトHDDを内蔵する「Giga LANDISK HDL-G300U」を試用した。なお、ファームウェアが製品出荷前の評価バージョンであり、製品とは若干パフォーマンスなどが異なる可能性がある点は事前にお断りしておく。

photo 試用機のHDDには、マックストア「DiamondMax 10」300Gバイトモデル(Ultra ATA/133)が搭載されていた

実測でも安定して280Mbps(35Mバイト/秒 FTP時)を超える読み出し速度を記録

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー