そして今週末、UPS内蔵のATX電源ユニット、デンセイ・ラムダ「UNA350PB」がUSER'S SIDE秋葉原本店で販売されるという情報が入った。価格と入荷数は未定だが、バッテリーなしタイプの「UNA350PN」は1万8800円で販売することから、数割高価となる予定とのことだ。
UNA350PBは、定格300ワット(ピーク350ワット)のATX電源ユニットと5インチベイ1段に内蔵するバッテリーをセットにしたUPS機能内蔵の電源ユニットだ。停電や雷はたまたブレーカー落ちなどにて給電が途絶えたときに、ユニット内部のUPS機能が働く仕組み。バックアップ時間は、250ワット(25度)負荷時で約1.5分となっている。
内部の電源ケーブルは着脱式で、20ピンのメインコネクタと12ボルトの4ピンコネクタをそれぞれ1基、デバイス用には5ボルトの4ピンコネクタを5基とFDD用コネクタを1基搭載している。業務用マシン向けとしてリリースされる製品のため、ATX12V Ver1.3準拠で、最新環境には非対応、24ピンメインコネクタやSerial ATAデバイス用コネクタといったものは搭載されないのはやや残念なところか。
よくある外付けのUPS機器は、(家庭用途向けモデルではやや小型化・安価になってきてはいるが)結構大柄でやや高価だが、万が一の停電時でもPCだけは、さらには旧PCをサーバとして活用しているといったユーザーにはお勧めといえそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.