「これが2スピンドルノート?」と薄さに驚く──ソニー「VAIO type T」(1/3 ページ)

» 2005年08月30日 21時29分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 今年の夏モデルとして登場した従来のVAIO type Tでは新しいコンセプトが採用され「デザイン性を重視した薄型軽量筐体」と「長時間バッテリー駆動」といった方向性が打ち出されたが、残念なことに「長時間バッテリー駆動」を生かすために、バッテリーバックが背面に大きく飛び出すようなレイアウトになっていた。

 ソニーは「このバッテリーパックの丸みがVAIO type Tにノートのようなスタイルをもたらしてくれる」と説明してくれたが、「薄型軽量はいいのだが、あのバッテリーがどうしても」と悩んだ末に購入をあきらめた知り合いも少なからずいたのは事実だ。

 今回登場したVAIO type Tはそういったデザインの不満をほとんど解決している。バッテリーパックの飛び出しはまだ少し残っているものの、その姿は不自然でない。ThinkPad X41の大容量バッテリーに抵抗がないならば、このぐらいの飛び出しは許容範囲だろう。

デザインが一新されより薄さが強調されたVAIO type T。今回はPentium M 740を搭載した「VGN-TX90PS」のホワイトモデルを評価した

 筐体そのものも、システム基板のレイアウト見直しや薄型液晶ディスプレイの採用といった「薄型化」の結果、従来モデルから最薄部で4ミリ、最厚部では6.5ミリも薄くなり、そのスタイルからはとても2スピンドルPCと思えないほど薄さが強調されている。

 ちなみに最厚部の薄さと最薄部と最厚部の差は、カバンにおける収納性に大きく影響するが、事実、その差が従来より少なくなった新しいVAIO type Tを出し入れしたときに感じた「収まりの良さ」は競合するノートPCのなかでもとくに優れていたことを述べておきたい。

 VAIO type Tの薄型化に大きく貢献しているのが先ほども述べた新しい液晶ディスプレイだ。導光板やガラスセルを薄くすることで液晶ディスプレイそのものの薄型化を実現しているが、従来の蛍光管の代わりに白色LEDを採用することで、11.1インチ、最高解像度1366×768ドットと従来よりも大型高解像度の液晶パネルを搭載しながらも消費電力を抑えることに成功した。

 液晶輝度は9段階で変更が可能。バッテリー駆動時間を長くしたいなら当然輝度を下げて使いたいが、このとき液晶パネル表面の「てかり」が問題になる。輝度を低くしていくと周りの光を反射して見にくくなってくるので、このあたりの調整は難しいところである。

 筐体に設けられたインタフェースは、右側面がVGAと光学ドライブだけ。左側面にはUSBにTypeII対応PCカードスロット、カバーに隠れてもう1つのUSBとモデムが用意されている。USBが左側面に集中しているので「マウスの接続に不便」という意見もあるだろうが、背面にコードを回せばいいのであってそれほど致命的な問題にはならない。

 1つのUSBがカバーに隠れていることを気にするモバイルユーザーもいるだろう。このカバーのおかげでデザインはすっきりとしたが、一方にマウスを差し、もう一方にUSB接続グッズ(いや、グッズに限らずストレージやらデジカメやらを差してもいい)を接続するためにカバーを頻繁に開閉することになるはずだ。

 カバーには柔軟性のあるプラスチックが使われているのでそう華奢ではないが、長期間にわたって繰り返し開け閉めしているうちにどうなるかは定かでない。なお、VAIO type Tの背面にはi.LINKとLANのコネクタが設けられているが、こちらにはカバーがかけられていない。

筐体右側面はVGAと光学ドライブのみ。筐体左側面はUSB 2.0にPCカードスロットが用意される。前寄りのカバーにはUSB 2.0が1つにモデルが隠されている

ついに搭載したSDカードスロット

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月21日 更新
  1. 設定不要でHDMIをワイヤレス化できる「UGREEN ワイヤレスHDMI送信機と受信機」が31%オフの8999円に (2026年05月18日)
  2. お仏壇屋が本気で作った「推し壇」はなぜ受け入れられた? はせがわに聞く“宗教×推し活”の親和性 (2026年05月20日)
  3. 「Ray-Ban/Oakley Meta」が日本上陸 5月21日発売で約7.4万円 Meta AIに対応するカメラ付きスマートグラス (2026年05月19日)
  4. MicrosoftがCore Ultra(シリーズ3)搭載の新「Surface」シリーズを発表 約26.5万円から (2026年05月20日)
  5. 電源のない車中泊を快適にする「EcoFlow WAVE 3 ポータブルエアコン 3点セット」が40%オフの17万4569円に (2026年05月19日)
  6. E-Inkで“あえて隠さない”ワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」 3マイク&4ch録音対応で進化した異次元の実力 (2026年05月20日)
  7. 老舗のトラックボール「Kensington Pro Fit Ergo TB550」がタイムセールで14%オフの8669円に (2026年05月18日)
  8. Apple「The Lab」でハンズオン体験 「MacBook Neo」と「iPad」で進める4つの教育シナリオ (2026年05月19日)
  9. Snapdragon 8 Gen 3を採用した11.1型Androidタブレット「Lenovo Yoga Tab ZAG60177JP」がタイムセールで26%オフの6万3400円に (2026年05月18日)
  10. 車内でPCも充電できる「UGREEN 巻き取り式シガーソケット」がタイムセールで26%オフの3680円に (2026年05月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年