ノートより静かな省スペースデスクトップ──NEC「VALUESTAR G タイプ C」(1/4 ページ)

» 2005年09月16日 10時03分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

シャシーも自分で設計できるから可能になったコンパクト水冷PC

 「VALUESTAR G タイプC」はNECが「水冷スリムPC」と呼ぶデスクトップPC。同社の直販サイトである「NEC Direct」専用モデルで、3つのベースモデルからBTOで購入可能。もちろん本体のみでも購入できる。

 最大の特徴はもちろん「水冷」。同社は以前から店頭販売モデルの「VALUESTAR TX」、直販モデルの「VALUESATR G タイプTX」を水冷モデルとして登場させているが、標準的なミニタワーでデスクトップPCとして決して小さくはない。「VALUESTAR G タイプC」の横幅は5インチドライブサイズ以下の121ミリ(後部のラジエターカバーを除くと115ミリ)で抑えた「スリムタワーPC」で、従来のミニタワー水冷PCと比較してもフットスペースを大幅に削減している。

省スペースPC程度の筐体に水冷機構を組み込んだ「VALUESTAR G タイプC」

 いわゆる「水冷」システムは単体でも販売されているので、自作PCでも導入できる。しかしパーツとして入手できる水冷システムは、汎用性を持たせるために5インチベイを利用したり、放熱部をPCの外部に独立させたりと、どうしても大掛かりになりがち。ケース内部でチューブの取り回しを考えるとコンパクトなケースに収めることは容易でなかった。

 タイプCは水冷を前提にシャシーを設計した。メーカー製ならではメリットを生かしたコンパクトさで、自作PCではなかなか真似の出来ないPCを実現している。

 先に述べたように、タイプCはBTOに対応し、CPU別にベースモデルが3タイプ用意される。選択できるCPUはデュアルコアのPentium D 820(2.8GHz)、Pentium 4 630(3GHz)、Celeron D 341(2.93GHz)だ。それぞれトップエンドではないが、それでも十分高性能といえる。チップセットにはIntel 945Gを採用し、DDR2メモリをサポートする。

 シャシーはどのベースモデルでも共通で、5インチベイ×1、3.5インチベイ(HDD専用)×1とドライブベイは最小限。「スパークリングブラック」という渋いカラーリングに水をイメージさせたという青色LEDのアクセントを採用したデザインもいい。拡張スロットはPCI×3、PCI-Express x16×1(ロープロファイル)だが、オンボードでビデオ機能、1000Mbps LAN、サウンド機能を備えるため、拡張性は十分だ。

 メモリとHDDの容量、光学ドライブも選択が可能、GeForce 6200 wTCを搭載したグラフィックスカードも追加できる。前面にはIEEE 1394と「メモリカード」「PCカード」に対応したスロットが用意されている。SDメモリカードスロットは著作権管理機能に対応し、PCカードスロットはExpressCard Slot/54としても機能する(編集部注:初出時、「SDスロットとメモリースティックスロットはそれぞれ著作権管理機能に対応〜」とありましたが、同機のメモリースティックスロットは著作権管理機能であるマジックゲートには対応しておりません。お詫びして訂正いたします)

オプションのIEEE 1394+「メモリカードスロット」「PCカードスロット」はSDメモリカードのSDオーディオなどにも対応するお買い得なオプションだ
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月18日 更新
  1. Windows 11(24H2/25H2)の新「スタートメニュー」で問題発生 追加/削除したアイコンの反映にタイムラグ (2026年04月17日)
  2. 「DJI Osmo Pocket 4」速攻レビュー Pocket 3から買い換える価値はある? 進化したポイントを実機で比較した (2026年04月16日)
  3. Appleはいかにして「今日のAIやWeb」を予見したのか? “暗黒時代”とも呼ばれた1985〜1996年の光と影 (2026年04月17日)
  4. 5990円で買えるバッファローの“半固体”モバイルバッテリーを試す 安全性と利便性は両立できているか? (2026年04月16日)
  5. 新型「Amazon Fire TV Stick HD」登場 本体をスリム化+USB Type-C端子搭載で6980円 (2026年04月15日)
  6. 新モデル「ViXion2」で「ルーペ」から「日常の眼鏡」へ 9mm大口径レンズで劇的進化を遂げたオートフォーカスアイウェアが越えた一線と、見えてきた壁 (2026年04月16日)
  7. 「普通の人のためのコンピュータ」はいかにして生まれたか? 「Apple I」から「Macintosh」への軌跡 (2026年04月15日)
  8. IntelがNPU内蔵エントリーCPU「Core シリーズ3」を発表 (2026年04月17日)
  9. macOS向け「Gemini」アプリ登場 Option+Spaceで即座に起動、画面共有や画像生成にも対応 (2026年04月16日)
  10. キヤノン、低照度での撮影を実現した監視インフラ向け超高感度カメラユニット (2026年04月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年