4万円台でセキュリティチップを搭載したIntel 915スリムタワー──エプソンダイレクト「Endeavor AT955」(1/3 ページ)

» 2005年10月03日 17時00分 公開
[寺崎基生,ITmedia]

Intel 915GLチップセット搭載マザーボード最小構成で4万9800円

 EndeavorのコストパフォーマンスデスクトップPC AT95xシリーズが大幅にモデルチェンジ、ニューモデルAT955が登場した。最も大きい変化はIntel 865系からIntel 915系へのアップグレード。AT955のマザーボードは、Intel 915GLチップセットを搭載するオリジナルモデル「EDC915GL1」。供給元はASUSTeKである。

 BTOで選択できるCPUはCeleron D 331/336、Pentium 4 506/630/640/650/660/670と自由度が高い。Celeron D 336に、メモリ256Mバイト、HDD 40Gバイト、CD-ROMドライブという組み合わせの場合、ダイレクト価格で4万9800円と、実に5万円を切る高いコストパフォーマンスを実現している。

 今回試用したのは、そのCeleron D 336(2.8GHz)を搭載しているモデルだ。すでに述べているように、Intel 915GLチップセット搭載マザーで、グラフィックスはチップセット内蔵の機能を使用する。PCI Express x16やAGPスロットは搭載していないので、グラフィックスカードの増設はできない。光学ドライブはCD-ROMドライブでFDDは搭載していない。オフィスユースを考慮しており、データの持ち出しが容易にできないシステムとなっている。最近のメーカー製PCではごく普通に搭載されてきているメモリカードリーダも搭載されていない。メモリはPC3200を256Mバイト搭載している。ただし、Celeron DはFSB533MHzベースであるため、メモリの実質的な速度はPC2700相当になる。後日Celeron DからFSB 800MHzのPentium 4にアップグレードするとっきでも、メモリはそのまま流用できる。

Endeavor AT955。今回評価するのはCeleron D 336を搭載したコストパフォーマンス重視の構成

筐体内部はCPUソケット、メモリスロットにアクセスしやすくデザインされている。ファンは2つでともに低速回転。マザーはASUSが供給する「EDC915GL1」

一見アクセスしにくそうだったドライブベイもこのように跳ね上がって換装が容易に行える
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. ASRock、容量約2Lの小型ボディーを採用したSocket AM5対応ミニベアボーンPCキット (2024年05月10日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー