マイクロソフト、TabletPC Editionのライセンス形態を拡張──デスクトップ型タブレットPCも提供可能に

» 2005年10月21日 19時01分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは10月21日、これまでPCシステムメーカーのみに限られていたWindows XP TabletPC Editionのライセンス提供形態を拡張し、提携企業やPCショップなどを対象としたDSP(Delivery Service Partner)版を11月下旬から提供開始すると発表した。

 DSP版を使用すれば、同OSを組み込んだデスクトップPCと液晶ペンタブレットをセットにしたデスクトップ型タブレットPCなども提供可能になる。すでにアプライド、クレバリー、サクセス、サードウェーブの4社がリリースすると表明しており、画家やイラストレーター、デザイナーといったグラフィックス系ユーザーや企業の一般オフィスユーザー、カルテの電子化に取り組んでいる医療・ヘルスケア分野、教育分野などを対象に、普及を促していく、としている。

 また同社は、PCのデスクトップ画面に直接ペンで書き込みができる「インクデスクトップ」や、画面上の任意の領域をコピー/ペーストできる「Snipping Tool」、任意のアプリケーションのファイルをOneNote 2003形式にコンバートできる「Send to OneNote 2003」など、タブレットPCのペン&インク機能に最適化された4つのユーティリティと1つのデスクトップテーマをセットにした「拡張パックfor TabletPC Edition」を、11月11日より同社サイトを通じて無償配布を開始する。

 また同パックは、それ以降に出荷されるタブレットPCにはプリインストールされて提供される予定。

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