手軽に使える「マルチツール」ノート──エプソンダイレクト「Endeavor NT350」(3/3 ページ)

» 2005年11月04日 09時51分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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Intel 915GMの採用はメリットをもたらしたか

 先ほども述べたように、NT350はチップセットにIntel 915GMを採用、メモリもDDR2-533MHz対応となった。どちらもパフォーマンスの向上が期待できるが、その代償として動作時に発生する熱も高くなることが予想される。NT350の筐体に設けられたスリットは従来機種のNT340と同じで、発生する熱の処理のために筐体デザインを変更した形跡はとくに認められない。

 発熱の処理が心配になるところだが、連続ベンチマークなどの評価作業中にキーボードやパームレスト表面、筐体底面が極端に熱く感じることはなかった。簡易的な計測ながら、筐体表面の温度は、室温摂氏27度の状態でキーボードトップが32度、パームレスト右寄り(ここが最も熱く感じる箇所)が33度でそれぞれ一定している。パームレストの温度がタッチパッドの左右ではっきりと異なるので、そこで不快感を感じるかもしれないが温度自体はそれほど高くない。

NT350の底面に設けられたスリットの形状はIntel 85GME搭載のNT340と同様

NT340と同じレイアウトのキーボードとタッチパッド。キートップの刻印がアルファベットのみとなっているのに注目。「すっきりしたデザイン」(エプソンダイレクト資料より)の「ローマ字キーボード」であるがASCII配列でないので注意

 B5ノートでは不利になりがちなIntel 915GMとDDR2-33MHzの採用であるが、筐体の厚さも変わることなく、キーボードとパームレストを高温にすることもなく、バッテリー駆動時間がちょっと短くなっただけで、さほどデメリットとはなっていない。NT350はバッテリー駆動時間をそれほど重視していないが、それを理解した上で使うユーザーならば、携帯重視型ノートで懸案となるIntel 915GMのデメリットはあまり深刻なものとはならない。

 パフォーマンスはNT340から改善され、とくにチップセット内蔵のグラフィックスコア「Intel GMA 900」によって、Direct X 9.0への対応がハードウェアでなされ、3Dグラフィックスを取り入れたゲームもそれなりに動くようになった。ビジネスだけでなく、ホームユースでも手軽に使いまわせる「汎用ツール」的なノートPCとして、Endeavor NT350の完成度はより増したように思える。

PCMark05
PCMark1859
CPU2754.0
Memory2443.0
Graphics678.0
HDD3183.0
HDD - XP Startup5.3
Video Encoding122.0
Image Decompression10.2
WMV Video Playback31.0

PCMark04
PCMark2975
CPU3353.0
Memory2803.0
Graphics810.0
HDD2921.0
WMV Video Compression41.1
DivX Video Compression48.1

Game Bench
3DMark03(1024×768ドットnonAA、nonAniso)650
FF Bench 3(Low)2630
FF Bench 3(High)1510
UC Benchmark.ne220
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