同時に、BD/HD DVDといった次世代メディアに関する、2006年度のロードマップを公開した。
これによるとBDは、AACSなしとなるBDAV Playback(再生)対応を2006年Q1に「CinePlayer 3.0」にて、同じBDAV Authoring(オーサリング)対応をQ2に「MyDVD 8 for BD」にて、AACSありとなるBDMV Playback/Authoringは、Windows Vista公開後となる2006年Q3/9月頃に「CinePlayer 3.1」「(次期)Easy Media Creator」として、BD Data Writing(データ記録)は、2006年Q2に、今回発表された「Easy Media Creator 8」の「for BD」版としてリリースが予定される。
一方HD DVDも、2006年Q3/9月頃にHD DVD Playback対応を「CinePlayer 3.1」にて対応予定とするが、HD DVD Authoring対応の時期は公開されなかった。ただしこれは「HD DVD規格がはっきり策定がされていないため、あえてこの表には記載しなかっただけであり、当然開発は進めている」(同社社長 照井氏)とし、おそらくは同時期での対応が予想される。
HD DVDへの支持を表明しているマイクロソフト。そのWindows XPのCD記録エンジンを提供している同社ではあるが、次世代DVDに関してはBD/HD DVDどちかではなく、ソフトウェアメーカーとしては中立の立場で、双方をサポートしていく姿勢は変わらない。
なお上記次世代メディア対応のソフトないしモジュールは、今後世界同時・同一タイミングでリリースしていくことも示唆し、ワールドワイド展開、かつプロフェッショナル向け製品もリリースする同社ならではの強みや安全/安心感といったことを、今後もコンシューマユーザーへとくに訴求していきたいとしている。
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