サーマルティク「Symphony CL-W0040」は外付けラジエータ兼ポンプを備えるタワー型の水冷キットだ。ラジエータには1400rpm/12センチファン5基を縦に並べて配置し、タンク内の液体を冷却する仕組みとなっている。
その外付け水冷タンクの高さは約110センチ。とにかく巨大。当然パッケージサイズも大きく、店頭に並べば冷却パーツコーナーを遠くから眺めるだけでそれと分かるほどなのである。登場は2005年夏。当時より「ズバ抜けた冷却性能が受けてそこそこ売れています」(T-ZONE.PC DIY SHOP)とのことだが、持ち帰ったユーザーの話は聞いたことがないという。店頭で購入したユーザーは迷うことなく宅配を依頼していくのだと。
Symphonyは、Socket A/754/939、mPGA 478、LGA 775(Pentium D含む)に対応し、CPUブロック1基と巨大な外付けラジエータをセットにした構成となっている。チューブ径は外径11.5ミリ/内径6ミリ、ポンプ吐出力は1500ミリリットル/分で、それをラジエータ底部に2基備える。
その外観デザインも特徴の1つである。ホームシアター向けトールボーイスピーカーのようなデザインは強烈な存在感を放ち、導入ユーザー宅にて本機を初めて見た人はおそらく「何それ?」と聞くこと必至であるほどと思われる。
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