デジタル放送とブロードバンド放送に対応するリビングPC──「シャープ Mebius TX PC-TX100K/PC-32MD3」(1/3 ページ)

» 2005年12月13日 18時50分 公開
[八木慎伍,ITmedia]

 Mebius TXシリーズは、リビング利用を重視して設計された「AVセンターPC」という、横置きのAVレコーダー風なデザインのPCと、PC入力を持った大型液晶テレビを組み合わせた意欲的なシャープのデスクトップPCラインアップだ。

AVセンターPCでははじめてデジタル放送に対応した「PC-TX100K」とセットになる32インチワイド液晶ディスプレイ「PC-32MD3」

 2004年12月に発売されてから3代めに当たるPC-TX100Kは、チップセットをIntel 865GVからIntel 915GVに変更し、Pentium 4 630(動作クロック3GHz)を採用するなど、基本性能の向上に加え、BS/CS110度/地上デジタル放送受信機能をPC側にも搭載するなど、AV機能をこれまで以上に充実させている。

 筐体上面には放熱用のスリットが各所に開けられている。そのため、ほかのAV機器を積み上げたり、スペースのないAVラックにぴったりと設置するのは避けたい。あるスリットからはHDDが見えるため、そのシーク音は漏れやすい。このあたり、筐体の設計では静音性能にそれほど配慮していないようにも見受けられるが、実際に大型テレビを視聴する室内の環境では、PCの騒音はそれほど気にはならなかった。

ミラー調の前面パネルを採用するなど、AVレコーダーを意識したデザイン。インジケータは再生、録画などのステイタスや、HDD、DVDの消費量を表示する

ユーザーが頻繁にアクセスするインタフェースは前面に集中してる。カバー内部の左寄りにはIEEE 1394、USB、B-CASカードスロットが、右寄りにはCFカードスロットと3in1カードスロットが用意されている

44×33×6センチのサイズは、デスクトップPCの常識からするとコンパクトな印象を受けるが、これは電源にAVアダプタを採用しているため。付属のACアダプタは、約20×10×4センチと大きいので、設置するときはアダプタの置き場所も考えなければならない
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