「煩雑さを取り払うことが最も大切だ」と紹介されたのが、次期Windows OSのWindows Vista。アプリケーション画面の一部が透過し、ウインドウが重なっている場合でも、ある程度、下の画面が認識できるインタフェースは以前にも紹介されたとおりだが、今回は見下ろすような画面でアプリケーション切りかえを行うツールや、RSSリーダーなどが統合されたサイドバー、タブ機能が実装された「Internet Explorer」のデモも行われた。
「セキュリティやプライバシーなど、コンピュータパワーが必要な部分はインテルなどハードウェアベンダーと協力して進めることができる。そのために、ソフトウェアのパワーをよりユーザーのために割り振ることが可能となり、結果として、より楽しく、生産性を上げることも可能になるのだ」(同氏)
アプリケーションとしては、そのほかにも画像管理ソフト「Windows Photo Gallery」、マルチメディア管理ソフト「Windows Media Player 11」も紹介された。Windows Media Player 11は旧バージョンからかなり外観も変更され、2006年中に開始が予定されている音楽配信サービス「URGE」に対応する。
会場には、MTV Networksのミュージックグループ担当プレジデント ヴァン・トフラー氏とミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイク氏が登場。「URGEは200万以上の曲が用意され、CDクオリティのラジオも楽しめる。ユーザーの音楽に関するExperienceを拡大することができると確信している。25年前、MTVが音楽とビデオを融合させたような、新しいことがURGEで始まるだろう」(トフラー氏)
既報の通り、Xbox 360用にHD DVDの外付けドライブが用意されることもアナウンスされたが、具体的な発売時期や価格などは言及されず、製品が紹介されることもなかった。そのかわり(?)として、Xbox 360のボクシングゲーム「FIGHT NIGHT ROUND 3」を使って、ゲイツ氏と同社CEO スティーブ・バルマー氏がコミカルに対戦した。
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