インテルのキーノートスピーチは「重さは28ポンドもあってカラーも表示できない、ほかのデバイスと接続することもできない。何もできないPC」とオッテリーニ氏が紹介する旧式のポータブルPCから始まった。
何もできないポータブルPCはその後ノートPCとなり、Centrinoの登場によって、小型軽量、長時間のバッテリー駆動時間が実現。そして、無線LANの搭載とホットスポットの増加は、ノートPCがいつでもどこでもインターネットを使えるようになった。最新のノートPCでは「HD-DVDドライブ」も内蔵している。
「コンシューマーデバイスで最も劇的に変化したのはPCである。コンシューマーユーザーは“変化”することを期待している」と述べるオッテリーニ氏。変化を期待するユーザーは次世代のノートPCに「デジタルエンターテイメントの機能を期待している」と彼は主張する。
デジタルエンターテイメントを利用するノートPCはマルチタスク処理が増加している。オッテリーニ氏は、そのために必要とされているマルチコアCPUとして、モバイル向けデュアルコアCPU「Intel Core Duo」と次世代モバイルテクノロジー「Centrino Duo」を紹介した。
「ノートPCに搭載するマルチコアCPUは消費電力を小さくして、発生する熱も下げなければならない。Intel
Core Duoは次世代コンピューティングのための、デジタルエンターテイメントに最も適したCPUである」とオッテリーニ氏はIntel Core Duoを説明する。
「Intel Core Duoを搭載した製品は今後3週間で100モデル登場する予定だ。ハンドヘルドデバイスにも搭載されるだろう」(オッテリーニ氏)
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